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脳と記憶について


あなたの一番古い記憶はいつですか?
それはどんな記憶ですか?

私の一番古い記憶(思い出せる限り)は
保育園に通っていた4歳のころです。

園の裏庭に何本か植木がありました。

足元に黒っぽい不思議な形のものが
ひとつ、ふたつ、と落ちていて

手にすると、ころころして軽く、
さらさらとした感触。

自然と手になじむ。

石ころや落ち葉をかき分け
宝物を見つけるように夢中で探しました。

それは

弾けて落ちた椿の種だと
ずいぶん後になって知りました。


※画像はお借りしました   ↓宝物だった椿の種

覚えようとしても
なかなか覚えられなかった試験勉強とか

必死で覚えたのに
いつの間にか忘れてしまうものもあれば

意図せずに半世紀近くも記憶に残るものもあったりします。

人の記憶の不思議。

田んぼのあぜ道を歩いた夏の夕暮れ時の匂い。

大好きだったガーゼの寝間着の感触。

何十年も前の記憶が
ふとしたときに五感を伴ってよみがえることがあります。

もしかしたら
はるかはるか昔の古い記憶も

引き出せないだけで

身体や細胞のどこかに染みついたように
ひっそりと眠っているだけなのかもしれません。

現代の脳科学で語られる

記憶や学習機能と深い関係にある脳の器官のひとつ「海馬」。

海馬では記憶が一時的に保存され、短期記憶から長期記憶へと仕分けされます。

センセーショナルなものや繰返し入る情報は大脳皮質へ引き継ぎ保存、長期記憶されます。

そして
不要なものは忘却へ。

人間の大人の脳の重さは体重の2%程度。

なのに、その消費エネルギーは体全体の20%にもなるそうです。

大変な消費量ですね。

脳は、日々複雑で膨大な量の情報を取り込むため、放っておくと飽和状態になります。

たとえぼーっとしているときでさえ、脳は休むことなく動きまわっています。

いつヒートアップしてもおかしくないのですね。

そして
ストレスにはとても脆弱。

ストレスが長く続くと、脳の「神経新生」が失われ、細胞の萎縮、機能障害へと繋がってしまうことも明らかになってきました。

常に働き続ける私たちの脳。

意図的にクールダウンさせ
時にはゆっくりと休息させてあげましょう。

これまでもずっと
これからもずっと
長いお付き合いになるのですから。

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是非一度お試しくださいね。


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