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橘かおる時節

〜五月待つ 花橘の香をかげば
     昔の人の 袖の香ぞする〜

橘・花散里の本歌取りによく使われる、『古今和歌集』『伊勢物語』所収の有名な歌ですが、

いつも朝の窓を開けた目の前にある、お隣の庭の夏みかん、いつも実がたわわな姿だし、
そういえばご奉納に伺う七社神社様の夏みかんも、いつも夏前くらいまでたわわな実があったな〜、
花橘って、初夏…そろそろの季節じゃなかったかな、実があっても花は咲くのかしら、どんななのかなと思い、

つい昨日、おはようの時に、
「花が見られるの、楽しみにしてるね♪」って、木に話しかけていました。

そしたらなんと!もう!!今朝、見せてくれた!!!

光の種が芽生えたみたいなつぼみ

小さな白い花のつぼみがいっぱい✨
嬉しくて嬉しくて、ありがとうありがとうと、いっぱい言いました🥰

咲いたら、香りも届くといいな❣️

  常盤木に 黄金の宝珠 捧げつつ
    花橘の 香そめでたけれ

  名にし負ふ 初夏の香久の木
    つや常葉 黄金の宝珠 白き花散る

まさに、蓬莱の珠の枝、香り耀く宝の木です✨✨✨

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