
一年前に大和の故地にて
もう一年になるのか…懐かしく思われます。
葛木御歳神社にて、
五十鈴たたら舞の加藤おりはさんと門下のかたがたと共に、
ご奉納歌舞をいたしましたこと。
私自身は、奇を衒うでも、名を挙げるためでもなく、
たとえそうしたいと思ったとしても、
舞台に上がり、ご神前に座した瞬間から、意図的に自分を出すような境地を失います。
なすべきことしかできなくなる。
自分で何をどうしたかは、あとで記録されたものをみてわかるくらい、無心になります。
人からの見た目がどうあれ、神のまにまに、それが歓び。
私が私である証しと思うております。
このような場に導かれることが、何よりも光栄、幸甚に思います。