海外長期旅のSIM、どうする? #2 | 世界一周の準備
こんにちは。
現在世界一周中のくりちゃんです。
旅の準備で少し悩むのがSIM。
これまでの旅の経験から、おすすめをまとめます。
①日本のSIMと②現地のSIM、2つの話があるので記事を分けています。
今回は②現地で使うのSIMの話。
前回の記事(①日本のSIM)はこちら↓
4つの選択肢
海外でインターネットを使う手段として4つの選択肢があります。
※ここでは現地のWi-Fiを除く
① 現地SIM
② eSIM
③ 海外データローミング
④ Wi-Fiレンタル
現地で使える物理SIMをAmazon等で事前に購入するパターンもあると思いますが、いわゆる②eSIMに置き換わっている(?)気がするので割愛。(あと長期旅だと非現実的かな?)
結論から書くと、個人的には基本的に①現地SIM、旅の行き先やスタイルに応じて②eSIMも上手く使うのがいいと思っています。
以下、それぞれについての個人的意見。
① 現地SIM ←基本はこれ
書いてるそのまんま、現地で購入するSIMカード。
データ使用量にもよるけど、基本的には1番安上がりな選択肢になるはずです!
アジア、アフリカでは国によりますが2週間程度の滞在に十分なデータ量(5〜15GB程度?)が大体500〜1000円ちょっとで購入できるイメージです。
参考までに、アフリカ以降のSIMカード費用はこちら↓
(日本円記載なくてすみません)
現地の電話番号があると助かることもあります。
例えば現地の乗車アプリ(Uberのローカル版)では現地の電話番号がないと登録できなかったり、予約しているバスに関する連絡が電話やSMSで来ることもあります(あまりないけど)。
また、アフリカに限る話かもしれませんが、アフリカではモバイル決済が普及しており、現金よりモバイルマネーが便利なことも(現金だとおつりがなかったり、モバイルマネーがあるとバスのオンライン予約&決済できたり)。このモバイルマネーのアカウントは電話番号に紐づくので、現地SIMを購入すると簡単にアカウント開設&チャージが可能です。支払い時に手数料は取られてしまいますが、おすすめです!
個人的には、宿の予約をbooking.comやagoda等の予約サイトを通さず、宿に電話して直接予約することも多い(その方が安い)ので、現地の電話番号は必須です。
② eSIM
最近よく聞くeSIM。
eSlMとは、物理的なSIMカードではなく、スマホに内蔵された本体一体型のSIMのことで、物理的にカードを挿入しなくてもアクティベートできます。
ここでは、airalo等の海外で使えるグローバル展開の通信サービスのことを指すことにします。
海外旅行中のデータ通信について調べると、最近はよくこのeSIMがヒットしたり、旅人でもおすすめしている人が多い印象。
でも、それ本当におすすめなの?と個人的には疑っています。
(eSIMは紹介特典が強いから紹介している旅人も多いという声を聞くことも…)
※海外eSIM使用経験なしのわたしの主観を書きます
到着後、購入の手間なくすぐに通信ができるのは大きな強みだと思います。
しかしそれにしても、使い方によっては割高です。
参考までに、現在わたしが旅しているタンザニアの料金をairaloで見てみます。
一方、現地で購入したSIMは
・SIM代:4,000TSH ($1.47/¥218)
・データ通信:2.4GB 5,000TSH ($1.83/¥272) ※7日
・データ通信追加:1GB 2,100TSH ($0.77/¥114) ※7日
でした。
半額以下にはなりますね。
これが積み重なると結構な額になってきます。
とはいえ手軽さや安心感はあると思うので、状況に応じて上手く使い分ければとても便利だと思います。
例えば、eSIMには複数ヶ国周遊のプランなどがあります。
なので、
・短期間で色んな国を周遊する人
・基本的に現地のWi-Fi環境でしか通信しない人(データ容量が少なくて良い人)
には良いかもしれません!◎
airaloで136ヶ国/20GB/有効期限365日/69USD のプランがあり、滞在期間に応じて現地SIMと使い分けるなど、旅のスタイルによってはありかも?と思いました。
③ 海外データローミング
海外データローミングとは、“日本で契約している通信会社を介して現地の回線を使い通信する“こと。
キャリアにもよりますが、日本のスマホをそのまま海外でも日本同様に使っていたら高額請求がきた!と言うのは時々聞く話。(※最近は勝手に海外ローミングされない格安SIMも多いので、一昔前の話かも?)
海外ローミングは基本的には高いのでおすすめしません。
ただし、楽天モバイルユーザーが楽天モバイル対応国を短期旅する時はおすすめ!
追加料金なしで月2GBまで使えるので、それで足りる分には使うべきです!◎
(非対応国や2GBで足りない場合は現地SIMを買いましょう)
ahamo も追加料金なしで対応国(91カ国・地域)にてデータ通信可能なようですが、月額料金が30GBで税込2,970円と、海外長期旅中の維持費としては高くつきます。(公式サイト)
前回の記事(維持用の日本SIM)でおすすめしたpovo2.0にも海外データローミングプランがありますが、割高。メジャーな旅先(以下のエリアトッピング対応国等)で少量使うにはアリですが、アフリカ等は高すぎるので論外ですね。
④ Wi-Fiレンタル
全くもっておすすめしません!長期旅ならなおさら。
未だにWi-Fiレンタルの広告を目にすることがありますが、高いし邪魔だし失くしたら面倒だし、良いことなくない…??
まず選択肢から外してよし。
現地SIMはどこで買うべき?
続いて、現地SIMを買える場所・買うべき場所。
▼ 空路入国の場合
空港にはほぼ確実に通信会社のショップがあるのでSIM購入可能です。ただし、到着時刻によってはショップが閉まっていることがあるので注意。
基本的には空港到着後に購入するのが楽ですが、空港で購入すると街中で購入するのと比べ高い場合もあります。事前に値段の相場を調べておくのがおすすめです。
わたしがタイに長期滞在(2か月)した際は、空港ではなく街のショッピングモールで購入しました。値段詳細は忘れましたが、空港で購入するよりもかなり安かったです。
一方で、街中で購入するのが大変な国もあります(インドなど)。SIM情報は事前に調べておき、そのような国の場合は空港で確実にゲットしておきましょう。またはeSIMでもいいかもしれません。
▼ 陸路入国の場合
国境にSIM購入可能な通信会社のショップがある、またはSIM販売しているおばちゃん/おっちゃんがいることが多いです。ほとんどの場合国境で買えます。
ただし公式のショップ以外だと、高く買わされたり言われた通りのプランでなかったり、トラブルの原因となるのでおすすめしません。公式ショップを探しましょう。
注意事項など
スマホのSIMロックは解除しておく
今のスマホで初海外!と言う人はSIMロックされていないか確認しておきましょう。
日本のSIMはeSIMにする(×物理SIM)
前回の記事でも書きましたが、日本の契約のSIMは物理SIMではなくeSIMにしておくのがおすすめです。
旅中は現地の物理SIMを挿すことが多い(ほとんど)です。日本のSIMが物理SIMだと、失くさないように大事に取っておかなければいけないし、SMS認証したい時はその度に挿し替えなければならず面倒。
eSIMなら設定画面からすぐにON/OFF切り替えできるので、断然おすすめです。
今物理SIMを使っている人でもeSIMへの変更ができるはずです(キャリアによる)。
まとめ
海外旅中に使うSIMは、基本的には現地でSIMを購入、旅のスタイルに応じてeSIMも上手く活用するといいと思います。
現在旅をはじめて11ヶ月ほどですが、現地SIMと楽天モバイル(現在解約済み)の海外ローミングのみで旅しています。わたしの今の旅だとグローバルeSIMは不要です。
だれかのお役に立てたらうれしいです。では。