ぼくの話

空を見るのが好きだ

青空も　曇り空も　雨空も　雪空も

寒い日の夜空も　暑い日の夕焼け空も

空も海も大好きだ

ぼくがいる　ここじゃない国にも

必ず空も海もあるから

まだまだ

知りたいことだらけで

行ってみたいところだらけで

出会ってみたい場面ばかりだ

嫌いなものが1つ増えたら

好きなものは2つ増やしたいと思う

歳を重ねるごとに　生きやすくはなったけど

歳を重ねるごとに　夢を見にくくなった

それはぼくにとって

涙が出るほど苦しいことだった

こんなにも自分にとって

夢見ること　夢に向かうことが

必要で大切だったなんて

ぼくはぼくにきちんと謝って

好きなものは好きだと認めることにした

だから

空や海を見つめて　それから飛び発って

ぼくの好きなものを思い出す旅をしてる

ぼくの中に飛ぶ　このトンビのように