人から「推し絵師です」と言われる!画力上げ&SNSでの印象アップのイラスト講座⑶
※本noteは3部構成となっています。こちらは3部目です。
こんにちは、さやかです。
前回noteに書いた絵の重要なポイント「強弱」を意識して
イラストを描いてくれた方がいました。
コメントをくださった方もいました。
ありがとうございます。
もしまだ読んでない方がいらしたら、今回の記事の前にぜひ読んでみてください。
さて、前回書いた通り、
「どうしたら立体的な絵が描けるんだろう?」
「メリハリのあるセンスの良い絵が描きたい…」
「自分の絵がSNSでたくさんの人の目に止まるようになりたい…」
これらの悩みは強弱をつける力を身につければ解決します。
影を描いても暗い色があるだけ、
きれいに色を塗ってもどこかぼんやりしたり白っぽすぎる絵になる、
キャラクターの動きが硬くてぎこちない…、
それらは全てイラストに強弱がつけられていないからです。
絵を描くときには「強弱」を意識するだけで、
今まで自分の絵の印象が薄い、ぼんやりしているような印象がなくなり、
立体感をつけられるようになります。
しかも強弱はどんなモチーフにも応用可能なポイントですし、
自分が完成したと思った絵にもあとから取り入れて
レベルアップさせていくこともできます。
イラストを描くときに必要な要素である、
影も、色も、線も、強弱をつけることで
格段にイラストのクオリティが上がるのです。
■強弱をつける力を身につけるには・・
今まではイラストを描く上での強弱の重要性について書きました。
さて、ここからは、絵に強弱をつけられるようになるための
練習方法について書きます。
どうしたら強弱をつけられるようになるのか?
強弱を意識して描こうとすると、
「どこまで影を濃くしていいの?」
「色の違いをどこまで出せばいいの?」
「どの部分に強弱をつけたら絵がうまくなるの?」
といった疑問が出てくると思います。
これは、描きたいものをわからないまま描いているから、
つまり構造や影の落ち方を知らないから出てくる疑問です。
自信を持てないと、迷いが出て
一歩踏み出すことに躊躇してしまいますよね。
例えばテストの選択問題でABCDのどれかを選ぶとき、
知識が曖昧だと
「Aが正解な気がする…いやでもCだったかも?」
と悩む時間が増えてしまいます。
イラストも同じで、
正しい知識や感覚がないままだと結局迷ってしまい、
強弱をあまり感じない絵になってしまいます。
自信を持って強弱をつけるには正しい知識や感覚を身につけるための練習が欠かせません。
そしてその強弱をつけるのに必要な練習が、
「デッサン」です。
■それはなぜなのか?
「デッサンで???」と思った方もいるかもしれません。
漫画やアニメのイラストと、デッサンの必要性は見えにくいかもしれません。
しかし、デッサンをするとイラストは飛躍的にうまくなります。
実際、私は美大予備校でデッサンを学び、イラストも格段に上達しました。
高校時代にデッサンを始めてから
描いたイラストを雑誌に投稿したら掲載して頂いたり、
学校で使用されるポスターや冊子にイラストを頼まれ、
ほめて頂いたりしました。
デッサンは一見アニメ漫画イラストと関係ないようにも見えますが、
画力の底上げが一気にできるのです。
なぜなら、デッサンは画用紙に主に鉛筆を使って
目の前のモチーフを白と黒の色だけで描き分けていきます。
目の前にあるものがどんな形をしているのか、
どう光を反射しているのか、
色の変化は?影は?どんなふうに描くといいのか、
質感はどうなっているのか…
じっくり観察し、
どうすれば目の前のものを紙に再現できるのか
考えて描きます。
なので、デッサンは、
・ものの観察力がつく
・ものの構造を理解して頭の中で整理する
・整理したもの、観たものをそのまま紙に描く
というインプットとアウトプットが同時にできる練習方法です。
デッサンは白黒なので、
きちんと立体感がつけられた絵なのか、
ぼんやりした絵になってしまったか、
すぐにわかります。
よって次に直す点もわかりやすいです。
そして
「目の前のものをどうしたら白黒で立体的に描けるか?」
と常に考えることになるので、
自ずと絵に強弱をつけて描く力が身に付きます。
だから強弱をつける練習方法はデッサンなのです。
つまり
絵が上手くなりたい
↓
強弱をつけることで画力が向上する
↓
強弱をつける練習としてデッサンが最適
という理由でデッサンをおすすめしています。
実際、このnoteを読んでデッサンを始めたら
「絵がうまくなった!」
というお声も頂いています。
■イラストとのつながり
そうは言ってもやはりデッサンは、
イラストと繋がりがわかりにくいかもしれません。
デッサンよりアニメや漫画の模写をする方が
早くうまくなるのではないか?という疑問もあると思います。
たしかに模写もイラストがうまくなる練習方法のひとつです。
しかし、模写だけよりデッサンも練習に加えた方が、
自分のオリジナリティある絵が早く描けるようになります。
それはなぜか?を解説していきますね。
ひとつの例として、
女の子が水道で手を洗って水が飛び散っているシーンの、漫画イラストを模写しているとします。
そのシーンは、女の子の顔、髪、体、水の表現まで、
すべて前もって誰かが現実の光景をイラストに略して描いています。
このシーンを自分のオリジナルの描き方で表現しようとするなら、
やはりデッサンも必要です。
なぜなら現実の光景を自分の目で観察して略して描いた方が、
誰かがすでに略して描いたイラストの知識しかないより、
オリジナリティが出やすいからです。
例えば蛇口から出ている水は、
下に向かってどう流れているか知っていますか?
アニメだと水は略して垂直にザーッと出ていることが多いです。
でも、実際の水は蛇口を捻ると螺旋状に回転しながら出てきます。
これは模写しているだけだと知らない知識です。
デッサンで蛇口から出る水を観察し、
螺旋状に水が出るという知識があるから
女の子に飛び散る水を描くときにリアリティが出るのです。
だから模写よりもデッサンの方が、
画力の向上には適しているし、オリジナリティのある絵を描きたいなら
デッサンをするべきなのです。
他にも絵を描いていると
・絵が薄っぺらくて平面的すぎる絵になる
・影をつける場所がわからない
・どこかぼんやりした印象の絵になる
・自分の絵に自信が持てない
・描いても誰にも評価してもらえず落ち込む…
・描きたいものはあるのに描き方がわからない
・早くうまくなる方法はないのか?
というような悩みがでてきます。
その解決方法もやはり、
デッサンをすることで強弱をつけて画力をアップさせることです。
強弱を意識しながらデッサンをすれば
・絵に立体感がでるようになる
・影をつける場所が明確にわかるようになる
・印象に残る絵が描ける
・自分の絵に自信が持てるようになる
・自己流で練習するよりも圧倒的に上達スピードが早い
・描けば描くほど上達が目に見えるのでモチベーションが上がる
・描きたいものを自由自在に描けるようになる
という効果があります。
デッサンを練習することで
絵が階段を上がるようにうまくなり、
描いてて楽しく、SNSで評価される機会も増えますよ。
ぜひ、デッサンをやってみてください。
余談ですがみなさんから多くのコメントを頂いているので、
デジタルでもできる練習方法や、
イラストを上達させるための強弱のつけ方をより詳しく学べる講座を
有料で作ろうと思っています。
また、特典として参加してくれた人のイラストを
毎月人数を限定して添削する特典もつける予定です。
時間に限りがあるので、参加者全員分の添削は難しいと思いますが
添削の様子は参加者の皆さんにシェアしようと思っています。
他人の絵の添削を見ることで、自分の改善点も見えてくるはずですよ。
当然、添削をされた人は、自分の絵の課題が丸分かりになるので
メキメキと上達することができますよ。
■より詳しくは・・・
以下のnoteでは、すべてのnoteの内容を具体的にどう活用すればいいかを話しています。
note3部作のまとめにもなります。
こちらからどうぞ
https://note.com/syk01/n/n12ea2abadd23
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追伸
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絵を描く上でも知識は大切です。
今回は効果的な練習方法も書いていますので、
絵がうまくなりたい方は記憶定着のためにもぜひやってみてください。
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