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人から「推し絵師です」と言われる!画力上げ&SNSでの印象アップのイラスト講座⑵

※本noteは3部構成となっています。こちらは2部目です。

こんにちは、イラスト講師のさやかです。

前回のnoteは見てくれましたか?
もし、見ていない方は今回の記事を読む前に目を通してみてください。

さて先日書いた通り、
イラストが描けるようになると

人の役に立って充実感を得たり、
仲間ができたり、
人に喜ばれてほめられたりします。
SNSで反応がもらえたり
「推しです」とファンになってくれる人ができたり
自分に自信がついたりもします。

私も絵が上達したことによって、
自分に自信が持てるようになったり、
誰かの役に立てるようになったからです。

■イラストが上達したあと

例えば私の場合は、
某23区のレストランのメニュー作成を依頼されて、
自分の絵が毎日たくさんの人の目に触れることになりました。
(まさか絵を仕事にできるとは…)

人の役に立つ充実感に加えて、自分でお金を稼ぐ力にもなっています。

(画像はイメージです)

また、海外旅行をした時には、
飛行機で席が隣になった中国の男の子と、
私の描いた絵を見せたら一気に話が盛り上がって仲良くなりました。
絵を通じて思いがけず大切な友達ができたのです。

さらに、
私には耳の悪い祖母がいて、
祖母は人と普通に会話するのが難しく、ほとんど筆談です。
足腰も悪いのであまり外を出歩けません。

そこで、施設にいても少しでも季節を感じてもらおうと、
季節ごとの風物詩を絵に描いたり
筆談の紙に絵を添えてコミュニケーションをとったら
とても喜んでくれました。

絵を描けることは、コミュニケーションを生んでくれるし
仕事も生んでくれるし、何よりも自分自身に自信をつけさせてくれます。

絵が描けるようになると本当に楽しいですよ。

飲食店のメニューにしても顔も名前も知らない誰かが
自分の絵を見ながら食事を注文してくれるんです。

私の描いた絵が楽しい食事を彩る手伝いができているって考えただけで

「絵を描いてきてよかったなあ」

と心底嬉しくなるんです。

私の手から生まれた作品が誰かの目に触れて、
役に立っている。

絵を通じて誰かの役に立てる。
絵が、自分自身はもちろん、他の人の
コミュニケーションの助けになっている。

本当に絵を描けるって素晴らしいことだと思います。

■イラストへの悩み

とはいえイラストを描いていると様々な悩みが出てきますよね。

・何を練習すれば早くうまくなるかわからない
・描きたいものを描けるようになって、自分の絵に自信が持ちたい
・楽しく絵を描きたい
・人から自分の絵をほめられたい

などなど、イラストに関する悩みは尽きないと思います。

そこで今回はそんなイラストに関する悩みを吹き飛ばし、
絵を描くことが楽しい、どんどん上達できる、SNSにアップしたらいいねがたくさん届く…
そんなことを実現するための、とある方法について解説していきますね。

それは、「ある1つのポイントを意識して絵を描くこと」です。

たった1つのポイントを意識するだけで、一気に上達します。
目に見えて絵が上達するので、絵を描くモチベーションも高まりますし、
自分に自信が生まれて、手が止まらず絵を描けるようになります
よ。

私が声を大にして伝えたいのは、絵のうまさにセンスは不要ということです。
誰だって一定のレベルまでなら上達することができます。

これは間違いありません。

さて、絵がもっとうまくなりたい方は、このまま読み続けて下さいね。

◼️そのポイントとは

では具体的にそのポイントとは?

それは、イラストに「強弱」をつけることです。

10年以上イラストを描き、仕事にもしていますが、
このポイントが絵に最も大切な要素のうちの1つであり、
一番、本質に近いです。

「強弱」とはどういうことか?
下記の2枚のイラストを見てみてください。

何が違うでしょうか?
いろんなことに気がつくと思います。

パッと見て比較をすると、2枚目の方が
立体感があり、力強い印象に見えませんか?

逆に1枚目の方は、平面的というか、奥行きを感じず
全体的に味気ない印象を持たれたと思います。

この2枚のイラストを分けているのが
「強弱」なのです。

影の強弱、
色の強弱、
線の強弱、
これらの強弱の違いが2枚の絵のクオリティを大きく左右しています。

以前、イラストの修正企画を実施したのですが、
応募していただいた方の絵に強弱を加えてみました。
(前回のノートでもご紹介したものです。)

すると・・・

いかがでしょうか?

すでに完成したと思われていたイラストも、
追加で強弱をつけることで、
見違えるようにレベルが上がったと思いませんか?

あなたが今まで描いてきたイラストも
強弱を加えることで、一気にクオリティを上げることができます。

当然、これから新しく描く絵も同様に強弱を意識すれば
今までの絵よりもはるかに上手に仕上げることができます。

■強弱の重要性

強弱を意識するだけで、
今まで自分の絵の印象が薄い、ぼんやりしているような印象がなくなり、
立体感をつけられるようになる。

絵が手前に出てくきたり、奥行きのある絵を描けるようになります。

逆に強弱がついていないと、影をつけても影の印象が弱い。
立体感がない上に色が暗い部分があるだけ・・。
全体的に締まりのない絵になってしまいます。

昔私は「影を描いているのに全然立体的にならない…」と悩んでいました。
そもそも影ってどうやってつけるんだ?と思っていたこともあります。

これは強弱が弱く、光と影の差を意識していなかったからです。

影の位置がわかっていても、強弱をつけられないと平たい絵になってしまうのです。

さらに、色を塗る時も強弱が大切です。
きれいな色を選んでも、
強弱がないと明るすぎたり、白すぎたり、まとまりがない、
ぼんやりした印象の絵になってしまいます。

色にも差をつけ、
色相、彩度、明度の強弱をつける必要があります。

線をきれいに引けても、
強弱のない均一すぎる線だと
硬くて動きのない絵になってしまいます。

線だけでも強弱をつければ立体感が生まれたりするのです。

強弱がないと印象が薄くなり、
絵の完成度は総じて下がってしまいます。

それは先ほどの比較で実感してもらえたかと思います。

特にSNSで誰かに絵を見てもらいたいときは
印象が薄いと霞んで見えてしまうんですよね。

タイムラインをスクロールする一瞬で、目を引かなければ
人はスクロールを止めてくれません。

逆に強弱のポイントを意識して描けば
強弱がついている絵は目を引くので、
SNSでは反応してくれる人が多くなります。

さらに

「ここをもっと強調すれば、立体感でるな」
「ここでもっと色の違いを出せば、他の部分の色が映えるな」

などなど、自分で自分の絵を修正していくことができるようになります。

一旦絵を書き終えてみて

「あれ、なんか思ってたのと違う・・」

という違和感を、あとから強弱をつけることで
解消することができるんですね。

あとから強弱の修正を加えることで
見違えるように絵のレベルをぐんと上げることができます。

しかも、どんなイラストでも強弱をつけることで
一気にクオリティをあげることができます。

上記にあげたイラストでも、
女の子の髪・顔・体、犬、椅子、すべてのモチーフに応用して使っています。

強弱は、建物や植物、空…、描きたいものすべてに
何にでも使える力です。

ちなみに

「自分には絵の才能がない・・・」

という人でも強弱は簡単につけることができますよ。

例えば丸いものには、丸いもの特有の強弱のつけ方があり、
尖っているものには、尖っているもの特有の強弱のつけ方が明確にあるからです。

今回はイラストを描くときに意識すべきポイント「強弱」の重要性
について書きましたが、
次回は「どんな練習をすれば強弱をつける力が身に付くのか」
について書きたいと思います。

■第3部はこちらです


https://note.com/syk01/n/nb98a76f31100

この方法を知れば、あなたの絵が一段も二段も上達します。

もし役に立ったなと感じたら、コメントやリツイート、感想など頂けると嬉しいです。

追伸
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