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認知バイアスとコミュニケーションの深層

今日は最近読んだ本について書いていきます。

私たちが普段、頭の中で考えていることやイメージしている事を100%正確に相手に伝えることは難しいものです。

逆に、相手の考えやイメージを完全に理解することも同様に困難です。

こうした現実を改めて認識し、確かにそれが当然のことだと納得しました。

この難しさの一因には、認知バイアスの存在があります。

認知バイアスは、私たちが理解したり伝えたりする際にしばしば誤解を生じさせます。

相手と理解し合えたと錯覚したり、自分の伝えたいことが正確に伝わったと思い込んだりするのも、この認知バイアスが原因なんだそう。

しかし、認知バイアスは私たちが効率的に判断を下すための手段でもあるのです。

重要なのは、こうしたバイアスやスキーマの存在を理解し、それを前提にしてコミュニケーションを行うことです。

自分の発言に対する相手の反応を注意深く観察し、自分のバイアスに気づく努力をすることが必要だと感じました。

そうすることで、より正確な相互理解が可能になります。

また、こうした認知バイアスやコミュニケーションの知識は、なるべく早い段階で教えることができればと思いました。

小学生や中学生といった若い世代に対して、これらの概念を理解させることができれば、彼らのコミュニケーション能力が大いに向上すると思います。

認知バイアスを理解し、それを踏まえた上でのコミュニケーションが、私たちの日常生活や仕事においてどれほど重要であるかを、改めて考える良い機会となりました。

これからも相手の反応に注意を払い、自分のバイアスに気づけるよう心がけていきたいと思います。

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