おすすめSailing YouTuber 「動画を見ながらヨット旅を楽しむ」
ヨット:セイルボートは多くのカップルが、世界を回る旅の様子を映像で配信しています。 旅の様子以外にも、ヨットのメインテナンス、あるいは新しい船の造船プロジェクトを発信しているYoutuberも多くいます。 実はその動画を見ているユザーのコミュニティも非常に大きいのです。
外洋クルーズ旅を楽しむだけではなく、動画配信で収益をあげるとともに、収益を使って新しい船の建造を進めたり、船に暮らしながら、あるいは船を作りながら暮らしが成り立つ世界があるということは驚きです。
ただ、圧倒的に欧米のユーザー向けになるため、情報発信の99.9%は英語による動画作成となり、日本語はマイノリティです。英語が苦手という方向けではありませんが、ヨットに興味があって、英語も勉強しながら、様々なスタイルのクルージングや、海域の旅情報番組を楽しむことができます。 CCで日本語化できる場合もあるので、字幕で楽しむという選択肢もありかもです。
日本でもキャンピングカーでの旅やバイク旅を中心とした旅系YouTuberが沢山登場しています。私も旅好きとして、おおくのチャネルをフォローしています。 ただ日本人でヨット旅をテーマとしてYoutTubeを発信している方は非常に少なく、KoruとRuiの「うみと船」がおそらく最も登録者数の多いチャネルかもしれません。登録者人数としては4万人弱というレベルです。
一般的に、10万人加入者で再生数にもよりますが、月収で50万円から300万円を稼ぐことができると言われているので、100万人加入者がいるチャネルでは、年収で数億円を稼ぐことも可能になるわけです。 チャネルの多くはPatereon活用による資金獲得もあわせて行っているケースが多いです。
また動画素材は自ら提供するとしても、動画編集そのものを、専門業者に委託するケースも多いようです。
今回はランキング形式で登録ユーザーの多い順に、おすすめチャネルを紹介していきます。 ここで紹介しているYouTuberについては、私の主観で英語の聞き取りやすさも含めて、選択させていただきました。
Sailing La Vagabonde 登録ユーザー数193万人、動画595本
https://www.youtube.com/@SailingLaVagabonde
オーストラリア人カップルによる動画配信チャネル。 二人の子育てや勉強も船の上で行っており、昨年新たに60ftのトライマランを建造し、東南アジアから日本経由で、北米に向かう計画とのこと。
しかし2024年11月瀬戸内で航海中、アンカリングしていた際に漁船との衝突という事故に巻き込まれてしまう。 衝突で受けたダメージの修理を行い、再度航海が開始されることを祈るばかりです。
英語については、若干オーストラリア訛りがあるので、慣れないと聞き取りづらいのですが、なんといっても先駆け的存在で、航海も七年目に突入しています。
Sailing SV Delos 登録ユーザー数89万人、動画653本
https://www.youtube.com/svdelos
当初はフランス製AMELヨットで世界各地を回ってきた家族ですが、今年アルミ合金製のカタマランヨットの建造をオーストラリアで開始。
最近のVIDEOは旅の動画ではなく、船のデザインや建造に関わる動画が中心になっています。 北米出身の英語はとても聞き取りやすく、スウェーデン出身の奥様と子育てしながらの旅動画もとても参考になります。
Gone with Wynns 登録ユーザー数63万人、動画605本
https://www.youtube.com/@gonewiththewynns
初期は北米でキャンピングカーの旅を動画で発信していたカップルであるが、突然カリブ海で大型カタマランヨットを購入し、セーリング旅を開始。
昨年HH製の44フィートカタマランを新造して、テストクルーズを東南アジアで行っていたが、種々の初期不良が発生して、現在造船所に問題解決を依頼中。 設計上の問題や、慣れない中国工場での製造問題などがある模様で、トラブル対応がどうなるのか気になる点です。
Sailiing UMA 登録ユーザー数42万人、動画567本
https://www.youtube.com/sailinguma
カナダで大学卒業したばかりのカップルが、いきなり古いPeterson 36を購入。 改造を重ね、電動化を図ったヨット。
昨年までは大西洋横断、北欧、北極圏まで航海を終え、現在は地中海(サルジニア島)で船体強度の問題を改善し、大掛かりな改造工事を実施中です。
きれいな英語で聞き取りやすく、船のサイズも小さいことから、狭さを克服する工夫が各所に見られます。
Alluring Arctic Sailing 登録ユーザー数23万人、動画112本
フィンランド出身のカップルが、冬のアラスカ、北極圏の航海を発信中。 彼らはアラスカの山々でスキーも行うなど冒険家でもあります。
船はアルミ合金製で流氷の衝突などにも考慮した作りとなっている。 アラスカの大自然や、局地の厳しさ、美しさを動画から味わうことができます。
RAN Sailing 登録ユーザー数17万人、動画439本
https://www.youtube.com/@RANSailing
スウェーデン出身の子育て中カップル。 大西洋横断、パナマ経由、ハワイ、アラスカ、北米のを航海を動画で配信。その後、本国に戻り、農家を購入、大きな納屋で、木造で50FTクルーザーの建造を1から開始。
現在はハルのラミネーションが完了、あと数年はかかる巨大プロジェクトが進行中です。 個人的には過去の太平洋、アラスカをめぐる旅動画がとても参考になります。 毎週発信される船造りの動画もとても興味深いです。
番外編 うみと船 登録ユーザー数3.8万人、動画138本
https://www.youtube.com/@Japan-sailing
日本人カップルで奄美大島で船の修理やアップグレード作業を終え、今年から海外クルーズに出発。 現在は東チモールに滞在中。
古い41FTの船だが、こまめにメンテナンスを行いながら旅の様子を発信中。フィリピン、インドネシアと温かい地域を航行中。今後はタイや、マレーシアを経てインド洋を西に進むと思われます。
最後に、
今回は独断で厳選したYouTuberを紹介しましたが、これ以外にも数百に近いチャネルがYouTube上で動画配信されているので、お気に入りのチャネルを見つけていただければと思います。
個人的には旅動画よりも、修理やアップグレードなど(電池のリチウム化、電動駆動化)のストーリーにもとても興味があります。