ハギーワギーかわいいね

最近見かけるようになったこいつ


最近、ニュース番組とかSNSとかゲーセンとかで、こんなやつ見かけたことはありませんか?

こんな青くて手足が長いバケモノ

私は予てよりパソコンゲームが好きで、Steamでインディーズゲームを漁る人間ではあったので、このキャラないしゲームは知っていたのですが、なんとまぁインディーズゲームのキャラがここまで日本に浸透して好かれているってのも珍しいかなと思います。

こいつの名前はハギーワギーPoppy Playtimeというゲームの敵キャラです。

Minecraftに始まった、世界のインディーズゲームが日本で爆発的に人気になるムーブメント。現在ではあまり珍しいことでは無くなりましたが、このような一介の未完成3Dサバイバルゲームがここまで脚光を浴びることはなかなかありませんでした。

おそらく、というよりほとんどの人間が、このキャラは知ってても、この作品とか背景は知らないという人が殆どだと思います。

今回は、このハギーワギーが登場するゲーム、Poppy Playtimeについて解説していきます。

概要・あらすじ

Poppy Playtime(以下ポピープレイタイム)は、Mob gamesが開発し2021年にリリースされた、3Dサバイバルホラーゲームです。今現在、Steam、Android、iOSで配信されています。

舞台は巨大なおもちゃ工場。1930年に創業し、かつて最大のシェアを誇っていたおもちゃ工場である、playtime社の工場です。そんなplaytime社の工場は、今は稼働していません。というのも、10年前に、従業員の失踪が相次ぎ、その影響で閉鎖してしまったからです。

今作の主人公は、そんなplaytime社の元社員。ある日主人公の邸宅に、ビデオテープが同封された手紙が届きます。それは、失踪したplaytime社の社員からでした。そこには、工場が稼働していた当時人気を博していた「ポピー」の人形と、playtime社の工場見学のCM、そして、手紙には「花を見つけろ」とのメッセージ。

従業員はどこへ行ったのか?どうして突如工場が閉鎖してしまったのか?10年来の謎を解決すべく、この手紙を見た主人公は、単身おもちゃ工場に乗り込むのです。はてさて、どんな結末が待ち構えているのでしょうか?

このゲームの面白いところ

まず、シナリオやフレーバーテキストが面白いです。playtime社の社史から、世界観まで徹底的に作り込まれています。ゲームを進めていく事に、世界観や事実が明らかになっていくのは、何とも臨場感がありハラハラとした没入感に浸ることが可能です。似たところで言えば、OUTLASTやFNAFとかでしょうか。FNAFも同様のムーブメントで日本で話題になりましたね。いつかこちらも記事にしたいと思います。

更に、ハギーワギーをはじめとして、興味を引かれるキャラが多いです。まずメディア進出で言えば、ハギーワギーがぶっちぎりですね。彼は立場的にはボスの立場となっており、彼との白熱のチェイスを楽しむことができます。忘れているかもしれませんが、このゲームは3Dサバイバルゲームです

USAGIF.com 様より

実際にプレイすると、この可愛げのある見た目と裏腹に、あまりにも気味の悪い追跡っぷり、そのギャップにやられます。そのギャップにこそ、人気の秘密があるのかもしれませんね。

他にもタイトルにも書かれる「ポピー」は、物語の鍵を握る人形です。なんと世界初の知能を有した人形であり、人間とのコミュニケーションが可能だと言います。他のキャラにも様々な情報があると考えられ、キャラ一人一人に伏線なりうる情報が沢山張られているのです。

I'm a real girl just like you.
(私は本物の女の子。あなたと同じ、本物のね。)

作中のセリフより

何を言おう、本作はまだ完結していません。完結していないからこそ、どこで張った伏線がどう回収されるか誰にも分からず、どう展開が転ぶのかと界隈が盛り上がっている訳ですね。

また、ゲームシステムも非常に面白いです。おもちゃ工場とだけあって、そこで作られたおもちゃを駆使して進むゲームとなっています。Grabpackと言うリュック型のガジェットを使います。これは、左右に付属する手型のグローブを射出し、奥にある物を掴んだり動かすことが出来るおもちゃです。

公式販売サイト様より

更にこのおもちゃ、エネルギーを溜めこめたり、電気を通すことが出来ます。それらの性質をフルに活用した、非常にやりごたえのあるパズルゲームが、このゲームのセールスポイントの1つとなっているのです。このゲームのジャンルは3Dサバイバルゲームなのですが、敵とのチェイスのようなスピーディーなアクションのフェーズと、複雑怪奇な謎解きのフェーズとがかなりはっきり分けられていて、メリハリのあるゲーム進行が可能です。

そして、公式が非常に市場の展開が上手い。公式は、ハギーワギーがゲームの内容に反して子供に非常に人気が出てると見るや、迅速にぬいぐるみ等のグッズを展開して売上と知名度を伸ばしました。またプライズにも積極的で、私がアルバイトをしているゲームセンターにも景品として並んでいます。インディーズゲームとは到底考えられない、強気の市場展開ですね。それが見事に噛み合って、楽しみたい人が楽しみたいだけグッズを得られる環境となっているのです。一般の人が馴染みやすい土壌が出来ている、という訳です。

まとめ

どうでしたか?まとめると、今人気のハギーワギーはポピープレイタイムの敵キャラで、プレイヤーと展開する3Dサバイバルゲームに恥じない白熱のチェイスが売りの人気キャラでした。ゲームは、Steam、Android、iOSで展開されています。以下にURLを貼っておくので、気になったらやってみてください。

今現在、ハギーワギーと戦うことの出来る「チャプター1」はSteam版は無料で遊ぶことが出来ますが、各種スマホ版は300-400円の有料となっています。シナリオがさらに展開され、ピンクの怪物と戦う「チャプター2」は各種有料DL出来ます。

Steam版と金額差が出てると感じますが、チャプター2まで買おうとすると、総額では同額となるみたいです。いずれの媒体もまずは1をプレイし、気になったら2もやってみると言った形をおすすめします。

Steam版

Android版

iOS版


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