けいちゃん

東京の武蔵野あたり。田舎暮らし・アウトドア→おんな・こども→お年寄りをテーマに編集職を20年ほど。読んだり、書いたり、撮ったり、歩いたりが好き。ただいま転職準備中です。

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最近の記事

慢性疼痛をもつ家族と暮らして 5

(4からの続き)母が「脊髄硬膜損傷後の慢性疼痛」に苦しむようになって15年ほど。その間に知ったこと、考えたことなどを整理してみる。今回で書き納め。 <痛みを訴える人に必要なこと>●大事なことその1。なんだかよくわからなくても、できることはなさそうでも、この人が「痛い」といっているかぎり痛いのだ、と思うこと。  参考になったのは、映画『スリービルボード』。愛娘をレイプされたうえ火をつけて殺された母親の物語。難航する犯人逮捕にケチをつけ、警察を罵る母親の姿に、周囲の人は辟易し

    • 慢性疼痛をもつ家族と暮らして 4

      (3からの続き)母が「脊髄硬膜損傷後の慢性疼痛」に苦しむようになって15年ほど。その間に知ったこと、考えたことなどを整理してみる。 ●自分なりに分析したこと<痛いといいながらも動けるとき> ・法事 ・お墓参り ・役所や銀行など、しなければいけない手続き ・毎日の必要最低限の家事 ・かかりつけ医への受診、健康診断 ・受診後の2,3日 ・生協の荷物の受け取り ⇒「したいこと」というより「しなくてはならない」ことをする。これはそうやって人生の大半を過ごしてきたし、そもそも帳面な性

      • 慢性疼痛をもつ家族と暮らして 3

        (2からの続き)母が「脊髄硬膜損傷後の慢性疼痛」に苦しむようになって15年ほど。その間に知ったこと、考えたことなどを整理してみる。 ●ブロック注射、電極刺激、セカンドオピニオン… ブロック注射の効果はなかった。腹部に電極刺激装置をはめ込んだが、5年ほどで取り出す手術をした。  薬はいろいろと試した。テグレトール、トリプタノール、リオレサール、アムロジン、トラムセット、サインバルタ、リリカ、メイラックス、リン酸コデイン、パキシル、ツムラの漢方など。デパス、ネルボンはQOLの視

        • 慢性疼痛をもつ家族と暮らして 2

          (1からの続き)母が「脊髄硬膜損傷後の慢性疼痛」に苦しむようになって15年ほど。その間に知ったこと、考えたことなどを整理してみる。 ●生活の大変化 一年のうちでいちばんの繁忙期を越えたころ、父は突然亡くなった。寒い冬の朝だった。57歳であっという間に死んでしまうなんて予感は家族にはなかったし、父自身もびっくりしたことだろう。  母は父より2歳若く、2人の子は独立していたものの、大学2年の子(私のことだ)と寝ついて10年以上になる義母を抱え、途方にくれたと思う。なにしろいまま

          慢性疼痛をもつ家族と暮らして 1

          母が「脊髄硬膜損傷後の慢性疼痛」に苦しむようになって15年ほど。その間に知ったこと、考えたことなどを整理してみる。 ●なぜ書くか・同じような痛みをもつ本人や家族と思いを共有できるかもしれない、少しでも楽になるヒントがあるかもしれない。 ・これからも続く痛みのある生活への備えとしたい。 ・痛みとともにいた母の15年は、痛い母とつきあい続けた私の15年でもある。力不足をなげきたい気持ちでいっぱいながらも、折々の自分をねぎらい、悔い改めるべきところはなんだったかを探りたい。 と

          慢性疼痛をもつ家族と暮らして 1

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          書きたいときに書くことにする。 ぼんやり考えていることでも、へたくそでも、まちがっていても書いてみる。 ただの悪意では書かない。

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