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全ての経営者の不満
私自身が40代後半を迎えて思うことが、もう少しで60歳だということだ。
私の父親の定年が60歳だった。
一昔前のサラリーマンであればあと十数年で定年してるわけだ。そう考えると人生はとても短いものだと思う。
私が新入社員として就職した大手不動産会社で当時バリバリの営業マンだった先輩はもう50歳を過ぎている。たまに飲みに行くのだが、以前の面影はなく会社の愚痴が多い。それでも、会社にしがみつき定年まで頑張るのだと思う。
私は新入社員からサラリーマンを8年勤めて起業した。現在は起業して17年目に入ってる。つまりサラリーマンの経験の倍の年月を自営業としてやってきてるのである。当初は雇われてるということはとても恵まれてるということを話してたような気もするが、最近はそんな話はもうしなくなってる。
話しても無駄なんです…
自分の置かれてる状況が恵まれてるなんてこれっぽっちも思ってなくて、とにかく自己評価が高い人が多いなと感じる。そういう人はまず起業してみるべきで、起業して初めてどれだけ環境に恵まれてるのかを感じるのだと思う。
日本の法律でどれだけダメ社員でも解雇がなかなかできない。この法律を変えない限り、人材の活性化は難しいと思う。いつでも首を切られるかもしれないという危機感が能力の向上につながるのに、この法律ではぬるま湯につかった人材が多く育ってしまう。
私自身も今までたくさん退職勧奨してきたと思う。その都度、色々と気を使い上手く話しをもっていかないと逆に訴えられるというリスクもある。そんなところに時間を使うのなら、新しいビジネスモデルを考えたいし、資金調達先を探したりしたい。
サクッと「君は仕事ができないから辞めてね」で辞めさせられるような法律を作ってほしい。海外なんてそれが当たり前なのに、なぜか日本の法律は変わらない。
経営者と話してるとこの悩みは全員持ってるし、そのことが全く議論されていないのはおかしいと思う。今の日本をダメにしてるのは「雇用制度の改革」と「社会保険料減額」の二つが大きいと思う。この二つが緩和されれば会社は優秀な人材を高収入で確保することができるし、できない社員はやめさせることもできる。
思ってることをつらつらと書きましたが、また弊社にて新たな戦いが起こりそうなので、不満をぶちまけました。
とにかく全サラリーマンに伝えたいことは君たちは恵まれてる、起業して自分の価値をしれ、会社に不満があるならやめたらええやんってことです。