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人材か教育か
会社経営をしていて思うことは、当然ですが会社は人がいないと回らないということです。いい人材を確保することが会社にとって重要なことは言うまでもありません。
私の中では経営者のすることは「人・モノ(仕組み)・金」を用意することに尽きると思います。その中で人について書きたいと思います。
営業の人材に関していうと例えば入社してきて、給与を支払ってもそれ以上の利益を会社にいれてくれるのであれば、会社としては何人でも雇いたいと思います。
不動産業で言うなら自ら案件をとってきて利益を出せる人材です。そういう人材を見つけるのに何が難しいかというと、自ら利益を出せる人は独立していくということ。
当然のことです。
会社とできる社員とのいい関係というのはお互いがメリットを感じることに尽きると思います。会社はその社員を雇うことで利益が上がる、社員は会社を使うことでやりたいことができ、収入も増えるという関係が理想です。
いい人材をみつけるために採用にコストをかけるかどうかはとても大事で、会社経営していればできるだけコストをかけずに採用したいと思うでしょう。コストがかからない採用といえば主にはハローワークで他にも知り合いの紹介などがあると思います。
できれば、コストをかけずに雇って教育してできる人材に育てていくのが理想ですが、現実は甘くないです。私は15年ほど経営をしてますが、基本的に教育して育てるのは無理という結論に達しました。
それをするならコストをかけて初めからできる人材を雇う。これに尽きます。できない人を雇っても当たり前ですができないんです。
あと、年齢を重ねれば重ねるほど人は変われない。これは間違いないです。何とか変えてあげようと思えば思うほど時間を浪費します。
大切なのは割り切ることで期待しないことです。
冷徹に感じるかもしれませんが、ほとんどの経営者がそう思ってるのではないでしょうか。
私の後輩の経営者の社員が素晴らしかったので、採用方法を聞いてみたらヘッドハンティングの会社に依頼して、会社に会いそうな人を紹介してもらってるとのことでした。
その紹介料がなんと500万でした!
ただ、不動産業というのもあると思いますが1年あれば回収できるみたいで、そこからはどんどん会社に利益をもたらしてくれるみたいです。そんな会社でもダメな社員は2人いてどちらも知り合い経由での入社のようです。かなり愚痴がたまってました…
こんな話をしていてなんですが、弊社はハローワークと知り合い、知り合いの紹介のみで運営してます。今のメンバーは非常に優秀ですが、このメンバーになるまでにはかなりの人の入替をしてきました。やっと安定したチームになってきた気がしてます。
それでも現状より会社を大きくするのであればこの採用方法では時間が足りないと思います。採用コストをかけていい人材を見つけることが課題となります。
とにかく経営は人でほとんど決まります。