この1年で感じること(不動産)
コロナが蔓延し始めた2019年ごろ、不動産は下がると予想されましたが、予想に反して上がりました。
ステイホームで実需の需要が増えたのか、コロナ融資や給付金でキャッシュが潤沢になったのか、理由はわかりません。
ただ、とにかく上がっていました。
コロナが落ち着き始めた2022年終わりごろから、実需のマンションは上げ止まりしている感覚です。
弊社が売りに出してる物件も売れなくなってます。
この場所でこの価格なら間違いなく半年もあれば売れていた物件が、1年経った今も売れ残ってます。
建売をメインにしている業者も売れ残りが増えてるという話をしてます。
理由はわかりません。
実需は実際に一般の方がお住まいで購入されるので、心理的な部分が大きいのかと思います。
銀行の融資自体は厳しくなってる感じもないので、購入意欲が下がってるのではないかと思います。
物価高が家庭を直撃し、増税や社会保険料率が上がったりで、手取りが減っているのもあると思います。
ただ、都心部の人気のタワーマンションの売れ行きは落ちてないとのこと。
あと、土地の値段や建築費は上がってるので投資用物件に関しては値段は上がってるみたいです。
こういう事情から推測されるのは、あきらかに所得による2極化が起きてるのではないかということです。
所得層の低い人と富裕層の差がどんどん開いてるのではないでしょうか。
私はいつも銀行の担当者と話をする機会があれば、最近の不動産の売れ行きを確認します。
最近はあまりいい話は聞きません。
銀行の融資も慎重になってきてるのか、ある程度の自己資金を入れないと融資してくれないです。
この辺の動きはいつも敏感に感じ取るようにしてますが、不動産の相場だけは本当にわかりません。
この1年で感じるのは明らかに一般の方の購入意欲が落ちてきているということ。
昨日、レギュラーガソリンを入れましたが181円でした…
9月には国の補助がなくなり200円超えるという記事も見ました。
ますます、生活困窮者が出てくるのではないかと思います。
ますます、若者は結婚しなくなるし少子化は進むと思います。
弊社で保有、建築している独身者向けの1LDKの需要はこれからもまだあるのではないでしょうか。
事務所のある西天満でも40㎡前後の分譲マンションの建築が増えてます。
独身の方の実需か投資向けの商品です。
今までと明らかにターゲットが変わってきてます。
もう普通の新築ファミリーマンションは建築されなくなってくるのではないでしょうか。
こういうふわっとした情報、自らの感覚を掛け合わせて不動産市場の動向を考えるのが好きです。
今日は今からトマトの納品して娘のピアノ発表会です