筋損傷のメカニズムと驚異の回復プロセス‼️
こんにちは!
理学療法士のしゃけさんです!
皆さん自信を持って筋損傷の病態と回復を説明出来ますか??
この質問に対して自信を持って「出来る!」と答えれる人はこのまま記事を閉じてかまいません。けど少しでも「自信が無いかも」と思った方は是非読んでいってください!この記事を理解したら周りのセラピストと差がつくことは間違いありません🫢
筋損傷のメカニズムとタイプ
筋損傷は、スポーツ外傷の中でも頻繁に発生します。主なタイプは以下の3つです。
・挫傷
発生原因:直接の打撲など急激な圧迫力。
好発場面:コンタクトスポーツ。
(例:ラグビー/サッカー)
損傷部位:収縮している筋肉では表層で損傷。
弛緩した筋肉では衝突の圧力が筋肉を
骨の表面に圧縮するため、骨に隣接す
る部分で損傷。
・肉ばなれ
発生原因:筋に過剰な張力がかかり、筋線維が過
伸張される。
好発場面:スプリントやジャンプなどの運動。
損傷部位:筋腱接合部周辺で発生が多い。
好発筋:表層の二関節筋(例:大腿直筋/半腱様
筋/大腿二頭筋/腓腹筋)
・裂傷
発生頻度:スポーツ現場ではまれ。
筋損傷の90%は挫傷と肉ばなれであり、裂傷は非常に稀です。
筋損傷の重症度と重症度を知る意義
筋損傷の重症度
筋損傷の重症度は、軽度(Ⅰ度)、中等度(Ⅱ度)、重度(Ⅲ度)の3段階に分けられます。
軽度(Ⅰ度):
わずかな筋線維の損傷。
軽度の腫脹、わずかな筋力低下や運動制限が見られる。
中等度(Ⅱ度):
筋の大きな損傷。
明らかな機能障害(収縮不全)がある。
重度(Ⅲ度):
筋の損傷が横断面全体に及び、筋機能を実質的に失う。
内的な張力のみで発生することはまれ。
なんで重症度を知る必要があるの?
治療計画の立案:
軽度:安静とアイシングが主な治療法。
中等度から重度:理学療法や手術が必要となる場合がある。
正確な重症度評価により、最適な治療計画を立てることができる。
回復の予測:
軽度:数日から数週間で回復。
重度:数ヶ月を要することがある。
重症度を知ることで、現実的な回復予測が可能。
再発の予防:
重度の筋損傷は再発のリスクが高い。
適切なリハビリプログラムや予防策を講じるために、重症度の正確な評価が重要。
競技復帰の判断:
スポーツ選手の場合、競技復帰のタイミングを適切に判断するために重症度評価が重要。
過早な復帰は再損傷のリスクを高めるため、適切なタイミングを見極めることが必要。
これらの理由から、筋損傷の重症度を正確に評価することは、治療、回復、再発予防、および競技復帰の判断において極めて重要です。
回復過程
筋損傷の回復過程は大きく、破壊相と修復・再構築相に分かれます。
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