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カリスマリーダーは人工的に作れると思いますか?
『私の評価基準』は、僕が率いている営業チームのメンバに向けて毎週送り続けているメールをコピペしたものです。
メールを送る目的はチームの方向性を合わせることです。
僕がエコひいきしたくなる行動や考え方を言葉で伝えたいのです。
そのため、僕が自己啓発としてインプットした内容で「これは良いな」と思ったことを書くようにしています。
その「良いな」な内容をベースに、僕自身の考えや経験を加えています。
だから、普遍的な内容が多く「どこかで誰かが話していた」内容が多く含まれています。
最近の騒動で大きく評価を上げた我らが大阪府知事の吉村さん。
将来の総理大臣候補という声も出ています。
そんな吉村知事を表現する言葉として「カリスマ性がある」がよく使われていますよね。
ところで、この「カリスマ」という言葉を説明できますか?
「なんとなく知っている」ではダメで、ビジネスパーソンとしてはあなたが「知っていること」「やったこと」「できること」などなど、なんでも言語化できて欲しいです。
さて、今日は
部下がリーダーの主張に従う時に存在する3つの拠りどころ
カリスマ的リーダーシップの10の特徴
を説明します。
今日の記事を読むと、これからのリーダー候補である皆さんが
カリスマ性を手に入れる
そのノウハウを使って自分の部下にカリスマ性を植え付ける
ということができるようになると思います。
それが出来れば、僕たちセールスグループがカリスマ集団になり、社内に対する発信力を強めることができるようになると思います。
その結果として「エエもん作れば売れる」という昭和のニオイのするレトロな社風から脱却できれば良いなと考えています。
そして「どんな環境でも勝ち続けることが出来る」セールスドリブンな会社に変わって欲しいと思っています。
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■ 知事のどこにカリスマ性を感じる?
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ニュースや記事から抜き出すと以下のようにまとめられると思います。
『分かりやすい「出口戦略」を掲げた『覚悟』にリーダーシップとしてのカリスマ性を感じる』
本人もこれが正しいかどうかは分からない、未知・未体験ゾーンにも関わらず「人命と経済の両方を救う」と勇気と覚悟を持って基準を出された(責任を負う覚悟を持たれていた)
ただ、僕たち一般人からすると、政治家ってこういうもんじゃないの?と思いませんか?
さらに、なんで吉村知事以外はこの覚悟を持てないのだろうか?と。
こういう時って、僕たち側の「前提条件」が間違っていたり、勝手な思い込みだったりということも多いものです。
例えば、みなさんの上司というポジションにいる僕に対して
「なんであいつは部長のクセに○○○しないんだ!」
と怒っていることがあっても、実はそれって僕の仕事ではないかも知れませんよ?(笑)
そこで、以下を参考にしてみました。
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■ 職業としての政治
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これは、マックス・ヴェーバー ( https://bit.ly/314FBAY )という人が書いた本 ( https://amzn.to/2YZehBF )で、その中に
「部下がリーダーの主張に従う時に存在する3つの拠りどころ」
として、以下が書かれています。
(A)歴史的正当性
(B)カリスマ性
(C)合法性
これらを、いま風に、かつビジネスに当てはめて、さらに乱暴に解説すると以下のようになります。
(A)歴史的正当性
創業家の血を引く、優秀な人材を当てることで組織を率いる
(C)合法性
命令に従わない場合は罰則を与える軍隊形式
ほら。さっき僕たちが感じた
なんで吉村知事のような覚悟を持ったカリスマ政治家が少ないんだ!
政治家ってのはみんな「こうあるべきだろ!」
という考えが間違っていたことになりますよね。
まあ、間違いではないんだけれども、こちら側からの一方的な思いというか、なんか「こちら側の理屈」「こちら側の理想」ということですよね。
政治家側から見ると
「(B)カリスマ性」だけではなく「(A)歴史的正当性」や「(C)合法性」を使ってリーダーシップを取る
という方法も教えてもらってるのだから。
あのマックス・ヴェーバーがはっきりと書いてるんですよ?
そう言われると(A)や(C)に当てはまる政治家、思いつきますね(笑)
でも、、、当然、この(A)と(C)は今の時代に合わないですよね?
だから、吉村知事に人気が集まるのだろうし、これからの時代に求められるリーダーの条件は(B)カリスマ性が中心になるのでしょう。
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■ みんなカリスマ性を身につけよう
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冒頭に書いた、カリスマ的リーダーシップの10の特徴です。
◆1.コミュニケーション
カリスマ的なリーダーはコミュニケーションにおいて並外れたスキルを持っている。
◆2.成熟度
カリスマ的なリーダーは空っぽのショーマンシップを信じていない。成熟した責任ある行動をとる。
◆3.謙虚さ
カリスマ的なリーダーたちは謙虚さを持っている。各従業員の懸念に対して真剣に耳を傾ける能力を持っている。従業員に対して、彼らが組織にもたらす価値を納得させ、彼らの貢献が会社の戦略的利益にどのように影響するかを示すことができる。
◆4.思いやり
成功したカリスマ的なリーダーは思いやりがある。カリスマ性だけでは不十分な場合があり「思いやり」「誠実さ」「不屈の精神」も成功するカリスマ的指導者が示す特徴である。
◆5.中身
カリスマ性は中身が伴ってなくても存在することができる。しかし、派手な行動は人々の注意を引くかもしれないが、それは非常に短い期間だけ。
◆6.信頼
カリスマ的なリーダーたちは本当に自信を持っている。
◆7.肯定的なボディーランゲージ
カリスマ的なリーダーについて最初に気付くのは、「温かく」「オープンで」「前向きな」ボディランゲージ。
◆8.リスニング力
カリスマ的なリーダーは非常に優れた聞き手であり、言われていることに常に注意を払い、興味を持って耳を傾ける。
◆9.自己監視
カリスマ的なリーダーは彼らの信者が彼らを絶えず見ているという事実を認識していて、自分自身を監視する傾向が強い。
◆10.自己改善
カリスマ的なリーダーは、他の人と異なる資質を持っていること、そしてそのことが彼を注目させ、彼をカリスマ性にする資質であるということを理解している。そのため、彼らは継続的に自分自身を向上させることがいかに重要であるかも知っている。
これらの10項目を意識して普段から行動すればカリスマ性が身に付くはずです。
そして、あなたが中心になって色んな人を巻き込み、あなたが主導権を持って主体的に仕事を進めることができるようになるはずです。
僕たちセールスグループが、会社を引っ張っていく、そんな機関車の先頭車両のようなポジションを得るためには、売上げという結果はもちろん、今回紹介したような「巻き込む力」につながる能力を習得することも大切と考えています。
今日も、最後まで読んで頂きありがとうございました。