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辛い時は水を飲め
机に向かうが遅々として作業が進まない。やる気の問題だろうと思い、無理やり手を動かすが前に進まない。これは…あれだな。と考える間もなく結論に達する。鬱だよ鬱、鬱鬱鬱。長く付き合っていると、こういう小さなサインですぐに気がつくようになるのはいいことなのか。なんにせよ何もしたくない。
前なら気絶するまで酒を飲んで朝日を迎える破滅的な対処法でどうにかしてきた(どうにもならないことが多い)が、最近は体力も落ちてきたので酒を飲むことすらしんどい。それならどうするか。最近の対処法としては、静かに横になり、見たもの聞いたもの読んだもの食べたものを思い出すことにしています。どうせ何かを考えたところで悪い方向にしかいきませんし。
直近で思い出すことは李白の詩。ゲームの影響で読んだ将進酒。いいですね、酒が好きな身としては最高のチョイス。
人生得意須盡歡
人として生を受け、思いのままになることがあれば、歓びを味わい尽くすことが肝心である。
將進酒杯莫停
将に酒を進めんとす 杯が停まることはない
良い詩。酒は喜びの中で飲むものであって、辛いことがあれば飲むものではない。「苦痛に耐えられぬ時のむがいい」とストロングゼロを手渡してくるトキはもういないのだ。
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