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ラーメン オリオン サバイブ

  ラーメン屋で酒を飲んだ。もう本当に脳内に電流が走るくらいの快感を覚えた。住んでる土地は沖縄なので、出てくる酒はもちろん三ツ星オリオン、爽やかな味わいが僕の喉を癒やしてくれました。ありがとう、オリオン。できれば雇ってくれ。
  ラーメン屋で酒を飲むことに対して神聖さを感じているので、今日の飲酒は比喩などではなく、目の前がチカチカするくらい酒が美味かった。やはり酒を飲むのは外であり、外出のモチベーションがないとか宣っていた自分をぶん殴るしかない。自分を殴りながら、炎天下の中でっぱつ。
  ラーメン屋にいるのにラーメンの味ではなく酒かよ、と思うが、ラーメン屋で酒を飲む行為は特別なものと考えている、と過去に書いたことがあるので、美味い美味いと感じてしまうのは仕方がない。しかも、ある程度の味の保証がある店に行ったのでそのような心配は要らぬ。
  熱中症必至な日差しの中、辿り着いた店で一杯やる。炎熱の気候から、エアコンが効いた店内で飲むものは何でも美味く感じるだろう。それが、酒となれば尚更である。熱の落差から、快楽中枢が刺激され、アルコールの摂取による生命血のち塩が躍る。滾った血は身体を活性化させ、エンドルフィン・アドレナリン・ドーパミンを分泌。頭蓋骨の中で脳みそのレイヴが開催される中、次々とラーメンの旨味を摂取。これが正気でいられようか。
  あぁ、やはりラーメン屋の酒というのは国宝に定めるべきである。題は令和天皇麺屋飲酒置文。美味かった。


  

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