【掌編小説】二律「仮面」背反
・二律「仮面」背反
息が苦しい
「呼吸なんてとっくに忘れたろ」
頭が割れそうだ
「痛みはお前に価値を与えた」
身体中に針が刺さっているようだ
「感覚は研ぎ澄まされてるんだ」
誰もが優しくは生きれない
「甘さがお前を蝕む」
誰もが表面上を泳いでる
「裏では牙を剥き出しているのにな」
何故僕は生きる?
「誰かに演技《なる》のに理由がいるのか?」
未来《あす》は何処にある?
「全ての答えをお前は持ってるはずだ」
思い「出せ」
君は 誰
なんだ
「俺は」 「お前」
「お前は」 「俺を」
利用したに過ぎない
僕を 君は
僕は 君
だった
「俺を」 「忘れたん」
君は 僕の
価値あるものだった
「俺は」 「お前の」
どうして 忘れて
しまっていたんだ
「誰もが」 「忘れて」
僕は お前で 君が 俺で
「生きるために」
被る
死にゆくために
この先も「俺は」誰かを「君を」欺き「傷つけて」お前は「苦しませ」呼吸ができないようにす「る」んだ
誰も「一人では」生きていけない「どうしようもない」のに「二人なら」俺は「きっと」大丈夫「この先も」生きて「いける」
「そう」僕たちなら「誰かに」なれる 「なるんだ」
・あとがき
どうも 月影 冬衣 です
如何だったでしょうか掌編小説第3弾
意味はお任せします
長編小説ですが制作が牛歩になっていますね
少し疲れと気が散りなかなかまとめられず、半分くらいまで出来上がった原稿を今書き直してるところです
まあ今月中に出せたら良いなぁって思ってます
今後ともよろしくお願いします
ではまたどこかで
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