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相談しながら
UnsplashのStepan Sargsyanが撮影した写真
古代アテネ
ペリクレスは古代アテネの政治家。
知性あふれ雄弁で多数の市民から信頼を得ていたとある。
アテネは古代ギリシャの都市で民主制を採用した都市国家、
時は紀元前508年である。
かなり進んだ古代国家であったであろうと想像できる。
この名言は時間をかけて考えることが大切だ、
という意味が含まれている。
よく考えてこうと判断をしたことで、
古代国家を動かしていたのであろう。
笑っている場合でない
現代においてはじっくり腰をすえて熟慮するというよりも、
即座に判断することを求められているかのように感じる。
いっそのことAIに判断を委ねる、
なんて話題にもなりそうだ。
じぶんはというと、
熟慮してもあまり変わらないので熟慮しないのである。
笑っている場合ではない。
男性と女性のくいちがい
女性が高いヒールを履いて駅の階段でこけそうになったと、
女性どうしの会話が弾んでいるとする。
話しを聞いた男性は「そんなヒールを履かなきゃいいのに」と結論づける。男性は問題解決の結論をやたらと急ぐのだ。
ところが女性は違う。
その時の感情を理解してほしいと求め理解しあえることを楽しむ。
そもそも、問題解決をしたいと思っていないのだ。
ハイヒールを楽しみ会話を楽しむ、
女性のほうが時間を楽しんでいるのは間違いない。
今回のちょっとまとめ
名言に戻る。
ペリクレスは、
時間を「賢明なる相談相手」だと言っている。
ん! 「相談相手?」。
しかも「最も賢明な」と。
彼はとてつもなく大きな仕事にとりかかっていたのかもしれない。
時間がなかったのかも。
いや、限りある時間でどうこなせばいいのか、
可能性に懸けていたのでは。
ところで、
「時間に相談する」なんて考えたことなかっただけに、
ちょっと新鮮な感覚だ。
普通、限りある時間、時間を無駄にしない。
時間の使い方を決めるなどなどとよく言われる。
時間の使い方を決めるのではなく、
あくまで相談してみる。
相談がいいね!
今日は、細かく時間を決めてみようかな。
時間と相談しながら。