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自称統一教会の方が訪問?!

10月上旬、寺のドアホンが鳴った。
画面越しに見てみると、自称田中さんという中高年の男性がビジネススーツで来山された。
ご親族のお参りかと思って向かってみると…

対面してからのやり取り

田中「こんにちは、ご多用の所失礼します。私たちはA先生(大物政治家)の遺志を…(リーフレットを見せようとする)」
拙僧「ちょっと待ってください。団体さんですよね?まずは所属名乗るのが先ですよね?所属の名乗りもせずに一方的に押しかけるのは非礼ではないですか?どちらの所属ですか?」
田中「失礼しました。私、統一教会の者でして、法人解散請…」
拙僧「そうでしたか、申し訳ありませんが、本件については当山は関与いたしかねます。お引き取り願います。」
田中「そうですか…失礼いたしました。」

同様の事例が…

近所のお寺の住職たちともミーティングで聞いてみると、同様の来訪があったということです。自称統一教会の方がお越しになられて、信教の自由を守るために力を貸してほしいと他の宗教団体に戸別訪問で呼びかけているようです。

統一教会の問題

近年改めて浮き彫りとなった世界平和統一家庭連合家庭連合)の諸問題。かつては世界基督教統一神霊協会統一教会)と称していました。文鮮明さんが韓国で起こしたキリスト教系の教団です。霊感商法合同結婚式(お相手は選べない)、偽装勧誘(大学の原理研究会【CARP】など)、養子売買など2世3世信者の不自由高額献金による家計崩壊、関連団体と政治の癒着など様々な事案が世界各地でありました。特に教学的にも日本での影響が大きいようです。いわゆる「カルト」とみなしている方も少なくないことでしょう。
こうした問題が明るみになるなかで、文部科学省は調査を実施するも、質問に十分な誠意ある回答が得られず、2023年10月に文部科学大臣が東京地方裁判所に法人解散(宗教法人の認証が失われること)を請求するに至りました。現在も係争中です。

Wikipedia

全国霊感商法対策弁護士連絡会

日本脱カルト協会