スクリーンタイムを減らせ。スマホを見そうになったら本を開け。
スクリーンタイムに、Twitterの閲覧時間を制限する設定が残っていた。なんと「2時間」と設定されている。
約半年前までの私は、あの混迷のディストピアを延々1日2時間以上も眺めていたのかと慄えた。
アカウントごとアプリを消して良かった。本当に良かった。かのSNSに差し出しては漫然と揺さぶるに任せていた情緒の安寧を取り戻せただけでもいくらか人生を勝ち取れている。
Twitterはもう全く愛してないし、SNSとの付き合い方にもまだまだ思う所があるけど、スマホ完全断ちというところまでは悟りきれていない。
ただTwitterと縁を切っただけでもずいぶんスマホと距離を取れるようにはなったので、この機にそれをちょっと徹底してみようかという気になった。
スマホを手に取るたび、「何に使ったか」を書き出してみたのだ。
以下、スマホを使った用事。着信や通知に「呼ばれた」ものは除いて、自発的に触れた用事のみ記載。
映画の上映時間検索。初めて行く場所のマップ検索。交通機関の乗換検索。図書館・書店の在庫調べ。起床時間記録。体重記録。読書・読了記録(ブクログ)。インスタ巡回(一日一回)。音楽を聴く(Spotify)。わからない言葉の検索。……
ここに書けるだけでもせいぜい10数項目。スマホが不要なわけではない、あくまで必要なはずだけど、触れている総時間ってもっと減らせるんじゃないかなあと実感する項目数だ。
それ以外は大体「暇だな」「なんかないかな」と「なんとなく」手に取る→SafariあるいはSNSを延々スクロールする、のループに陥っていたので、「ここを断ち切れないかな!?」と考える。
そこで、今年の目標に「本を100冊読む」がある。私は1日数時間、机に向かって作業する習慣があり、そこにだらだらスマホのピンチが集中しているのだけど、ある日の作業時間に「スマホを手に取りたくなったらその前にまず本を開く」を実践してみた。
無駄にスマホを見ずに、読書も進められる一挙両得の案かな、と思ったのだ。
初めてまだそんなに日が経ってないけど、割とうまくいっております。一旦本を読んでもなおスマホが必要な用があれば、それは本当に必要な用事。大したことない用事は読書で忘れます。
(繰り返しますがこれは、あくまで着信や通知に呼ばれるのとは関係ない用事に限ってです)(悠長にしてられない事態なら進んでスマホを手に取ろう)(当たり前だ)
スクリーンタイムも順調に下がっている。ただスマホ時間は減らせて嬉しいけど、タブレットはあまり気にしないのが不思議。
Magic Keyboardと合体させてるiPadは、日記をつけたりnoteを書いたり小説を書いたり映画を見たりドラマを見たり、創作とインプット・アウトプットに徹した使い方だからかも。画面を見ながら「だらだら見て消費してるだけだな……」の罪悪感がない。
そう、罪悪感は嫌だ。
無意味や不毛を悟りながらそこに時間を費やさずにいられない時は、まず自分の体調やメンタルを疑う。割と健やかですか? じゃあ、限られた時間を有意義に使おう。心身ともに割とへたってますか? じゃあ、今日くらいボヘーッとSNSを漫然と眺めるのもよいのでは。まあたまにはね。
でもそれがだいぶ長い期間続いているなら、そうさせずにいられない根本原因を見つめてみるのもいいかもです。