仕事について。2 広告制作女子の記録




さてさて続きを書いて行くとしましょう!

これは前の記事の続きになります。






③撮影

撮影はね、よくみなさんもわかるような感じです!ここで書けるくらいのコアなことを書いて行きたいと思います。

まず制作はどの部よりも入り早いor最初の部と同じ時間に入ります。

基本的には照明と一緒に入ったり、若干早めにはいったり。というわけで撮影の日の朝は早いんじゃああああああ!

あれ、寝て行かない方が・・・?みたいな時間の集合とかも全然あります。まあ、タクシー帰宅決めまくってる職なので、どんどんどんどん感覚がおかしくなって行く・・・・・・・。笑


まあとにかく早いんですよ、入るのがね。でそこから朝ごはんから飲み物も大きい撮影だと100人単位のスタッフ+エキストラさんとか呼んだらもう大変。そんなこんなで人手必要なんだけどね、人気ないのよ。永遠に人手不足で人気のない制作部・・・・。よくやるよね、といろんなスタッフに言われます。(いろんな意味でね)



撮影はメインだと撮影をどんどん回して行く。自分で立てた香盤と準備期間で考えまくった戦略を発揮するのだ!いい映像ももちろん撮らねば行けないし、長引いた分だけ、いろんなもののお金がかかっていくのでね。


助監督さん入ってもらって、現場回してもらったり、ケースバイケースです。社内で足りない時は、フリーの制作さん呼んだり。色々。ここで面白いなと思うポイントもう一つ。この撮影の日だけで言うと、それ以外もだけど、いろんな人に会う。そして、社内の人が圧倒的少ないかも。社外でも全然なか良い人できるし、まあ人見知りにはキツかったり。。。。。

って言いながら、この業界とっても人見知り多いと思う。笑


撮影の日はとにかくいろんな準備だったり、撮影テイクごとにクライアントさんにも確認してもらいます。セッティング変えてしまうと戻るの大変なので。P(プロデューサー)と良い感じに連携取りながら、何回かテイクか重ねて行きます。本当に大変。そして稼働時間えぐい


残業時間とかじゃないって言ったらまたあれなんだけどね。いろんな事件やら社会が変わっていく中で、みんなできる限り労働時間少なくしようと頑張って戦っております。。。。。

超絶余談で、コロナで仕事吹っ飛んで割と最近暇していたので流行りのオンライン飲みで勤務時間の話ししてたら、その場にいた人の平均値の3-4倍くらいの労働時間ではあったww(私は裁量労働制なので、法律的にはOK)



まあそんな感じで撮影終わったら片付けして会社戻って準備した備品たち片付けて終了!とりあえず撮影終わったら美味しいご飯食べに行きがちな制作部あるあるあるよねえ。(わかる人にはわかる。)





④編集

編集もね、意味わからんかと思うんですけど、たくさん工程があるんですよ、実は!!!

・オフライン編集

・カラコレ

・オンライン編集

・MA ナレーション収録

(・CG)


こんな感じ!CG系あるとないとでは大きく違いますが。

オフライン編集は尺を決めていく作業です。15秒とかしかないんだけどね、クライアントさんの想いたっくさん詰まっています。私たちスタッフも含め。

重ねたテイクをどれが良いのか、繋げるとこっちのが良いなとか。たくさん試して、オフライン試写と言って、この段階で一度クライアントさんと尺はこんな感じで行きますよって言うチェックデーがあります。

編集に入ると基本的には試写に合わせて動いていく感じ。ここでもご飯周りとかもやるし、データ送り合いしたり、新人の醍醐味・カットシートと言って、各カットをまとめた資料作ったりします。

これもほぼ一日十数時間とか編集スタジオにいることになるので、基本的にご飯がめっちゃ大事。(この業界はご飯が大事なのだ) 

みんなの息抜き?リフレッシュ時間がご飯ぐらいしかないからね!監督かエディターさんの食べたいものたくさん聞いたり、提案してご飯準備します!

あとは各データとか、入れて欲しかったりロゴとか細かい所の把握して指示を出すのが私たちの役目。ドラマや映画と違って広告なので、いろんな注釈(※お酒は満20歳から みたいなやつ)CM見るといろんなカットに入ってたりします。それの場所だったり、尺だったり、決まり事があるんですよ。それを把握・管理していく。

で、できる限りエディターさんのやりやすいように、そしてコンパクトに。そうしないとまたここで予算が爆発しますww(常にお金との戦いでもある職)



尺が固まれば、カラコレ。映像のトーンを決めます。細かい影とかも調整可能。本当にすごい。そして、商品が映像に入る(飲料、衣料etc)は、商品を持っていき、見た目を変わらないようにする。

CMであんな色だったのに、店頭と色違いすぎない?ってのを防ぐため。トーンでだいぶ印象変わるし、映像って面白いなあと思う、いつもいつも。



オンライン編集はここで細かい修正をします。またここで試写します。基本的には試写の日に重ねてMA作業もやります。MAは音の仕上げ、オンラインは映像の仕上げっていうイメージです。


タレントさんはお肌整えて行ったり、商品を際立たせたり、合成もの重ねてもらったり、、、。ちょっとしたけど、すごく技術のいる画を綺麗にしていく形。本当に細かい所なんだけど、突き詰めて作っていきます。

MAではBGMだったり、効果音とか音に関するものをつけていって、喧嘩しないように調整してもらいつつ、ナレーションがあれば、ナレーターさん呼んで収録したり。(この前までは制作が仮でやることもしばしば。本当に苦手。滑舌悪いんですよね、私)もちろん、ナレーターさんを発注するのも仕事の一つ!いろんな方がいて、まだまだ勉強不足。。。

そんな感じで完成したものをクライアントさんにまたみてもらって完成!と思いきや、納品するまでが仕事!納品先にテープ焼き回し発注したり、それをどう納品するのか段取りしたり。。。


また、焼き回し中にエラーないかチェックしたりするのも大事な任務!最後に気をぬくと大事故になりかねない。



完成したらお金まとめるのに奔走しつつ、絶対新しい案件が余裕で動き出していたりー、案件ごとに色々買い出したり、準備した分の精算とか、発注した人からの請求書がバンバン届くからさばいていく・・・・・・。



そんなこんなで忙しいと言われている制作のお仕事ざっくり紹介でした。

書き出してみても、たくさんあるし、省略してることも全然ある。。





制作のお仕事

じゃあ最後になんで制作やってるの?ってとこが大事だったりするので、自分の心の整理を兼ねて書いてみようと思います。

就活時代から社会人になって、大きく変わってないけど、経験を少しづつ積み重ねたこともあって、楽しさも苦しさも漠然としてたイメージから現実に変わりました。

今の所、辞めたいとは思ってない。本当に今日の時点だけどwww

まあ、裁量労働てのもあって、労働時間に比べたら給料とか見合ってないと思うんだけど、それなんかよりも、好きを仕事にしてなかったら、もし事務職とかやってたらいつか「やってみたかったなあ」と思ってたに違いないでしょう。

飛び込んでみたけど、二年間でたくさんの人と出会って、社外含め今はいろんな仲良い人できてきて少しづつ各部署の人と渡り合って話せるようになったので、どんどん楽しくはなってきている!そして、その分辛いことも多々。

映像作る上で、決して華やかな職ではないし、アメリカと比べると下にみられちゃう職(アメリカでは制作の地位めっちゃ高いんだって。)よく舐められます。舐められたら終わりなんだけど、勝てないくらい上の人に言われちゃうことももちろんある。

でも、辛いことだけじゃない。作ったCM見れたら嬉しいし、何と言っても、大好きな映像の話ししながら飲める人が増えるってのはとっても嬉しいこと。広告に関わらず、やっぱみんな映像とか好きな人多い。そんな仕事に関われてるのはやっぱり幸せだと感じます。

あと旨味といえば、社会人っぽくないかも。見た目に関しても自由だし、出社時間も割と自由で、やるべきことやってたらOKみたいなとこあったり。(ここは会社の風潮とかもあるかも。コロナで大きく変わりそう)

女子あるあるで言えば、時間作って平日に美容院やネイルやマツエク行ってる人多め。土日もちゃんと休めるかわからないから余計にね。




労働時間について

よく聞かれる質問。うーん、8時間×5ではない。これは断言するけど、忙しい時は時間ないけど、仕事できるように上手くなっていけば割とコントロール効く。さっき言ったように、美容院とか、今日は外せない飲みとか。みんな色々上手くやっていけるようになっていく。

メインをやるようになって、すごいやばい案件にはアシスタントでしかやってないってのもあるけど、割と平日頑張れば土日は稼働しなくてもいける時の方が多いです。どこまで予測と先回りの行動ができるのかが勝負です。あとは最初はどんな先輩につくかなイメージ。

やばい時はしこたま働くけど、すごい波あって。やることなくない!?みたいな日がポーンとあったりする。飲みたい時は飲みをご褒美に午前中から頑張るって日もあってメリハリどこでつけるかってところ。

すごい飲みが多いです。行かなくても自由だけど。私は飲みの場割と好きだから行ってしまいがち。お酒の話、よく就活でも出るけど、弊社は飲み強要されなくて、びっくりした。いいギャップだったな。全然飲めない先輩もいる。でも、飲めなくても飲みの場好きな人の方が多い。嫌いな人ももちろんいるけど。割合は高いような気がします。

緩いからジュースでいいから何か頼みなさいって感じの飲み会が多い。あと、仕事が長いから、もう帰って自炊するくらいならサクッと飲んで帰ろうとか。バカな私と鬼体力な仲良しPとは月曜日から朝まで飲むこともしばしば。バカだよな、下手すると大学生以下なんじゃないか?と思う日々も振り返るとあります・・・・・。

会社に住んでいるようにだらだら働いている先輩もいますが、私はそうはなりたくなくて、ねれなくてもお風呂は入りに家には帰るようにしています。力尽きて会社で寝るなんてことはしたくないな。

良くも悪くも、やることたくさんあるけど、やり方は人それぞれな職ではあるので、入社していろんな先輩の仕事みて、いいところと自分の性格に合う働き方を見つけていけばいいんじゃないかなと思います。



すごく真面目になっちゃった!

いつも元気よく、会社行くとうるさいなあって反省しながら生きています。

さあ明日も頑張ろう!





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