春に向けてカラダとココロを調える①
もうすぐ三月。
関東地方では梅や菜の花が咲き、道端にも空き地にも、いつの間にか緑が広がり始めています。寒の戻りもなんのその、身を縮めて溜め込んでいたエネルギーを一気に解放するかのように、もう止められない!止まらない!植物って本当に逞しいなぁと思います。
さて、人間はと言うと、快適な環境を作り出し、その活動は年中無休。一見そんな風に見えますが、やはり身体は自然の一部。気温が低くなり日照時間が短くなれば、熱を溜め込み、エネルギーは内向し、防御態勢を調えます。
春になり、日射しにチカラが戻ってくると、人間たちも何だか心ウキウキ!それは自然の摂理なのですね。内向きになっていた身体の中のエネルギーも外へ向けて発散させるように方向転換してゆきます。
春分頃までの間は、明るい日射しを浴び、しっかりと睡眠を取り、身体を温める食材を摂って、少しずつ身体を動かします。いわば冬から春へのウォーミングアップ。花粉症が辛くてなかなか外には出られませんが、カラダとココロを活動期モードに切り替えてゆきます。
自然の変化に合わせてカラダとココロも調える。それが快適で健やかな暮らしの基本です。
この季節に摂りたいのはジャスミンティー、ナツメ、シナモン、生姜、菜の花、小松菜 酸味のものなど。カラダを冷やすものはまだあまり摂らない方が良いですね。必要な物はカラダにスッと入るから不思議。カラダの声を聞きながら試してみてくださいね。