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朝倉康心プロの文章に励まされ続けている話


応援している選手が、また上を見てくれるようになったことへの喜び

近代麻雀が運営しているnoteには、麻雀の戦術に関する記事の他にも、様々な麻雀プロのエッセイともいえるような記事が掲載されている。朝倉プロの記事もその一つだ。最新の記事はこれだ。

有料記事のため内容については触れられないが、私はこの文章を読んでとても励まされた。
それは、様々な困難に直面した結果麻雀に今までの熱量で向き合えなくなっていた男が、麻雀を通じてまた熱を取り戻していくさまに心を打たれたからだと思う。

それを強く感じたのは、本日更新の先述の記事を読んだ後に、この記事を読み返した後だった。丸子こと元赤坂ドリブンズの丸山奏子プロとの麻雀最強戦でのマッチアップを通じ、朝倉プロから見たMリーグを去った後の丸山プロの強さを記したnoteだ。
こちらも内容には深く触れないようにしたいが、少し読後感だけ。丸山プロも朝倉プロも、Mリーグで一度挫折を味わってしまったプロかもしれない。それでも、丸山プロは立ち上がった。それが朝倉プロにとっては力強く映ったのだろう。……と、私は読んだ。
その丸山プロが見せた力強さが朝倉プロに影響を及ぼしたから、また「勝ち」に対しての貪欲さを見せてくれるようになったのかもしれない……というのは私が感傷的すぎるだけなのかもしれない。なんにせよ、推している選手が前向きになってくれた、上をまた目指してくれるようになったことが、とても嬉しい。

弱さを見せてくれたから、藻掻く姿に共感する

朝倉プロは、私たちに前向きな姿だけを見せてくれるわけではない。時には弱気で、苦しそうな姿を見せる。

様々なゴタゴタを踏まえ、ご本人の精神状態が最悪だったであろうときのnoteだ。本人は後に振り返って「この時期は腐っていた」と振り返っているが、それでも、生き抜かないといけないし守るものもある、人生に対する覚悟をこの記事から感じた。
私は守るべきものもあんまりいない呑気な生活を送っているが、自分の思うように進めることが出来なくて、諦めてしまったものが沢山ある。昔は楽しかったのに、今は全然楽しくもないのに続けないといけないような事柄もある。二日に一回は逃げ出したくなる。
そんなときに、麻雀に従前のように向き合うキャパシティもモチベーションも下がってしまって(と読んだ)、それでも覚悟を決めて麻雀で生活することを決めた朝倉プロがMリーグの解説席に居るのを見ると、私も頑張ろうと思って逃げずに生活できていた。
本当に、ありがとうございます。

麻雀最強戦 ザ・リベンジ 出場決定

そんな朝倉プロが最強戦 ザ・リベンジに出場するらしい。

ぜひ勝ち上がって、丸子を、他のファイナリストと殴り合って、最強位になって欲しい。そう思っている。最強位だけじゃない。来年はA1昇級し、再来年には最高位を取って、Mの舞台に戻ってきて欲しい。そう思って応援している。

私はきっと、パイレーツを応援し続けると思う。パイレーツの強力な仲間としてカムバック……は今いるメンバーが居なくなるということでもあるからちょっと複雑だけど、パイレーツに立ちはだかる強大な敵として立ちふさがって欲しいと思う。
うまぶりというパイレーツ時代には「自虐ネタ」にしか聞こえなかった(ごめんなさい)言葉で、相手の意表をついて翻弄して、なぎ倒してほしい。すべてにリベンジして欲しい。

クビになって、降級して、離婚して、それでも上を見はじめた朝倉プロを、一ファンとしてこれからも応援し続けたい。


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