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あいみょんから繋がった北千住『大はし』の肉豆腐。

あいみょんの名曲に「ハルノヒ」がある。その一節「北千住駅の~プラットホーム~銀色の改札」という歌詞が印象的。そしてこの下町風情が残る街で酒を飲みたいと思っていた。

という言い訳で北千住で飲む。飲み屋はもう決めてあるのだw

「大はし」という名酒場。
創業140年の歴史を持つ。

皆さんは知らないだろうがw酒飲みの世界には、「東京三大煮込み」というのが存在する。敬愛する居酒屋探訪家の太田和彦氏が、東京の飲み屋を長年渡り歩き、煮込みの美味い酒場を3つ選定した。その一つが、この大はしの「肉豆腐」だ。
そしてこの店には、実に個性的な店主がいる。肉豆腐同様、僕はこの店主とも会ってみたかったのだ。東京の飲み友曰く「大はしはね・・・もう酒飲みのワンダーランドなんだよ」と。そう聞くとね、その世界に浸りたくなるでしょ。

店に入ると、店主は僕を見て、席を指さしながら「う~えいあえ!」
えっ・・・何?何?動揺する僕に、すかさず店主は「え~お」とたたみかける。多分「ここに座れ」と言っているのかw コの字カウンターの一席に座り、瓶ビールと肉豆腐を注文。店主「おうあ」。「わかった」という意味か。だろう。30秒もしないうちに肉豆腐着弾。このスピードにまず驚く。

これが噂の肉豆腐。たまらん。

肉豆腐はお代わり必須の旨さ。繁盛する理由がよくわかる。下町っぽいものも食べたい。「鮪ぬた」「コハダ酢」を注文。店主「あうお(多分“あいよ”)」。そして「お~い(多分“お待ち”)」これもすぐ来る。吉野屋より間違いなく早い。逆に次第に恐くなってきたw 道産子には馴染みの少ない肴。「鮪ぬた」の旨さに悶絶。「コハダ」の〆加減も絶妙。さらに驚くのはその安さ。どちらも480円。ちなみに肉豆腐は320円という異次元ぶりw

コハダ酢とモツ煮お代わり。

コの字のカウンターの風情のあること。下町の雰囲気をプンプン残している。カウンターの奥にキープされた金宮ボトルは壮観な眺め。常連が続々と店を訪れ、下町ハイボール&肉豆腐をつまみ、さっと帰って行く。滞在時間は正味30分ってとこか。うわ、これが江戸っ子の飲み方か!と妙に納得。

キンミヤボトルの壮観な眺め。

1時間ばかり飲んだか。「おあいそ!」と言ったら、店主「おうお、おあい」と超高速で電卓を叩き始めた。「おいえ△☆■○えい!」もはや通訳不能w 2000円ちょっと。恐るべき下町プライス。

最後「ごちそうさま」と店を出る時は、店主「あいうえお」多分“ありがとう”だと思うのだが。結局僕は店主の「母音」しか聞いてないw ただね、ここはお勧め。美味くて安くて早い。そして何よりも店主のワン&オンリーなキャラ!北千住最高でした。あいみょんありがとうw

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