【SXLP7期 Day3レポート】INSIGHTとは？問題とは？

みなさん、こんにちは！SXIコミュニケーションチームです。
先月より始まったSports X Leaders Program（以下SXLP）7期の、今日はDay3のレポートをお届けします。

Phase1では、SXLPのコアである「システムデザイン思考(システムズエンジニアリング&デザイン思考)」を体得し、物事を多視点で捉えていきます。

■Day3　本日のテーマ
「問題定義とインサイト」

■講義
ビジネスでもよく聞く”インサイト”。一般的には”洞察”、”考察”などと訳されますが、実はぴったり訳せる日本語訳は難しいものです。

• インサイトとは？
  我々の定義するインサイトにおいて、もっともしっくり来る表現は”物事の裏側にある本質”。
  良い気付きを得たときに、もっとよい深堀りをする際に使えるフレームワークがあります。インサイトを深堀りすると数珠繫ぎでもっとよいインサイトに出会うことができます。それがもっとも理想的なインサイトの使い方です。

• インサイトはなぜ重要か？
  ピボット、軸足を一つのインサイトにおいてそこから派生する複数のアイディアを探しにいきます。
  

• インサイトを見つけるコツ
  とてもよいアイディアやソリューションを見つけたときに、「でもそれって面白くないよね」というのは本当のインサイトではありません。よいインサイトが発生するときの特徴として、
  「普通じゃないけど面白い！」
  「馴染みがないけど納得」
  という感覚が生まれます。
  インサイトを常に探しに行くマインドセット、センサーを張っていることが大切です。
  

• 課題発見者になる
  スペインのビジネススクールであるIESEのパディー・ミラー教授は、
  ”イノベーターは、ソリューションの発見者ではなく、課題の発見者である”
  と述べました。
  問題にぶち当たった時、もやもやした時。問題に真正面から取り組むこともできますが、そうではなく自分たちでも実行できる問題になるよう新しい切り口を見つけ、問題を捉え直してみましょう。この用に自分たちが取り扱えそうな問題に定義し直すことをしてみること、これが「問題のリフレーミング」です。

■グループワーク
Phase1のテーマである「貧困世帯とスポーツの関係性をリデザインする」を題材に、グループごとに因果ループ図を使いながらワークを行いました。
どのグループも時間が足りない状況になりながら、付箋ツールを使って因果を出し合いながら、インサイトを探りました。

■受講生の声
中西武生さん（KPMGコンサルティング）
Day3ではシステムデザインのフレームワークの中でも、インサイト獲得のやり方について学習しましたが、以下2点理由により、今回がこれまでのプログラムで1番苦労しました。
1点目としては、普段の生活ではあまり馴染みのない、「インサイト」の定義についてぼんやりとしか理解できないまま、それを抽出するためのアプローチ(ワーク)を実施しなくてはいけなかった点です。
もう一点は個人レベルですら、理解が明瞭でないものを、チームレベルで意識統一する必要があり、結果的にこれまでのワーク以上に、チームとしての方向性を出すのが難しかったように感じました。 今後はみんなが納得する形で前提を共有できるように自分なりに落とし込んで、自分の言葉で意見を伝えていけたらと考えています。

■最後に
次回講義は7月6日。テーマは「インサイトの抽出＆イノベーティブプロブレムステートメント」です。
次回レポートもお楽しみに！

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■Sports X Leaders Program
「システムデザイン思考(システムズエンジニアリング&デザイン思考)」をコアに据え、物事を多視点から捉え、自らが直面する課題や取り組んでいるプロジェクトに当事者意識をもち主体的にアクションを起こせるリーダーを育成するプログラムです。

■Sports X Initiative
Sports X Initiativeは「スポーツ×〇〇」の様々な切り口から価値創造に取り組む人々のコミュニティであり活動プラットフォームでもあります。スポーツをシステムとして捉え、社会とのつながりをシステムとして捉え、その中で課題解決や価値創造に取り組む多様なメンバーの交差点でもあります。
日本のスポーツの未来をつくるために、私たちSports X Initiativeは「Sports X Leaders Program」「Sports X Conference」「Sports X Lab」の３つの活動に取り組んでおります。
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