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トランス女性(女性自認者)が希望するトイレについて-アンケートから-

 2018年TOTOアンケートが意外に知られていないので、報告します。
計1,136名のインターネット調査であり、うち206名がトランス女性です。
https://jp.toto.com/data-migration/ud/summary/post08/report2018.pdf

 トランス女性(生得的男性で女性と認識する人)の、公共・店舗用のトイレについて、その実態と希望が紹介されています。女子トイレに注目します。


問5の2 利用したことのある公共・店舗用トイレ(複数回答)
男子77.6% 女子17.1% 共用44.7% 多目的47.4%
⇒計100%の円グラフで表示すると 男子41.5% 女子9.2% 共用23.9% 多目的25.4%

問6の2  利用したい公共・店舗用トイレ(複数回答)
男61.8%、女23.7%、共用43.4%、多目的39.5%
⇒計100%の円グラフで表示すると 男子36.7% 女子14.1% 共用25.8% 多目的23.5%


つまり、複数回答ですが、女子トイレは利用実態で17.1%、利用の希望も23.7%に止まります。合計100%の円グラフで換算すれば、女子トイレの利用者は9.2%、利用希望者は14.1%にとどまります。
 いったい、「トランス女性は女性だ」=「女子トイレの利用公認を」としてきた活動家・論者は何をしているのでしょうか。利用実態も利用希望も、男子トイレが、円グラフで41.5%、36.7%と最も多いのに、活動家らとして、いわば「女子トイレに行きましょう」「男子トイレから出ていけ」という運動なのでしょうか。
 このアンケート内容からすると、男子トイレを使いやすくすることが、トランス女性自身にとっても重要なことだと思われます。もともと排泄は性別の認識ではなく、体から出るのですから当たり前のことでした。男子トイレでどの男性からも、揶揄・嘲笑・侮辱という排除・差別行為などされずに、安心に使えることが大切だと思われます。
 女子トイレはそのままに、男子トイレは構造を変更しつつ、もともとの「共用トイレに戻す」ことで、ご本人らの問題は大きく改善すると思われます。

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