2021/03 月報

生活

論文と発表が一段落つき、さあ次は就活か、と思っていたものの、思ったよりもスケジュールを圧迫しないことに驚かされつつある。しかし、たしかに存在すること自体はたしかで、なんとも言えない虚無感を覚えつつ毎日を過ごしている。あとは労働とか。責任範囲が曖昧な場所で働いていると全部放り投げていなくなってやろうかという気持ちを抑えるのが難しくなってくる。稼げる額に上限がある以上そんなに嬉しいことでもないし。スプレッドシートはしばらく見たくない。

とまあいろいろあるが、それなりにふわふわと過ごしている。ウマ娘に一日中時間取られてるみたいなところがないわけではないが、精神の調子はそれなりに安定している。昔から三月は門出や別れの関係でどうにも自分の現状を考えてナイーブになったり物思いにふけったりすることが多いが、そういうのはあまりない。オンラインの送別会みたいなのも参加したけど、どこかふわふわした感覚が強くてあまり送別という気持ちにならなかった。そうして人々が観測範囲から少しずつ薄れていって、別れが来ていたことを知るのである。

小説

Twitterに2つ、pixivに1つ。

久しぶりに明るい気持ちで小説を書いたな〜と思った。2020年の年明けライブのあと酒を飲みながら話した「フォロワーの書く話が段々重くなっていく」というのをよく覚えているのだけど、ようやく元のところまで戻ってきた感じがある。もどったからどうなるわけでもないが。

音楽

結構聞いた。坂本真綾のライブは両日行って、とてもシンプルに楽しかった。思えばこのあたりから元気になっていたので、3月を健康に過ごせたのはこれのおかげかもしれない。新譜の出来も非常に良くて、音楽ファンの人にも純粋に進めやすい。坂本真綾は求められる声を出せる人だけど、それがデュエットという形でより良く現れているのが良かった。

あとはOne Last Kiss。いい曲ですね。TOURSのLegacyとNOT WONKのdimenは一曲目が特によく、アルバムとしての雰囲気も良くできている。あとはバインの新曲。スケールが大きい。やっぱりテーマの幅広さや表現の幅広さは他のバンドから一つ頭抜けているな、と思う。

ウマ娘

ゲームも面白いけど、二期が本当によかった。

ツインターボにめちゃくちゃ泣かされて最終回でもずっと泣いてた。本当に嬉しかった。

完全にこれは自分語りだけど、俺が百合というジャンルをずっと追っていることの大きな理由として、人間が人間に革命を起こす、ということができるジャンルであるから、というのがある。人によって人が変えられて先に進んでいくということは、当然いろいろな側面があるけれど、僕はそれが良いことであると強く信じているので、そういうことが描かれている作品が好きなのだ。ということで、ウマ娘プリティーダービー二期で描かれる関係のあり方はあまりにも自分が好きなものだったから本当に嬉しかった。それが史実という重みとそれを越えようとする物語で作られていたのが本当に良かった。