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「20210124のこと」 (成田舞)

昨日の日中、木ノ戸さんにセレクトした写真を投げた。これまでの思い入れの大きいものや、しっくりくるものを選んでもらうよう伝える。夜中に返信が来た。私が選ぶよりずっと速かった。
セレクトしてもらったものを見終えて、ゴミブルーの中から見る目線と、カメラマンであるわたしの目線というのは、当たり前ではあるけれど、行動を共にしていても全く違う目線なんだと思った。
木ノ戸さんが選んだ写真には人が写っているものがとても多い。きっと、ゴミブルーでありながらゴミを拾い、街の人に出会い挨拶をして、名刺を渡してまたゴミを拾うという流れの中で、人との出会い、とりわけ子供との出会いを大切に思っているんだろう。
子供達が大きくなった時、底の底の底の方にあるゴミブルーの記憶がどんなふうに刻まれるんだろうと想像してみる。

2021年1月24日
成田舞

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