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「20210724のこと」 (成田舞)

東九条春祭り。そう、外は早朝から危険な暑さだけれど春祭り。コロナの影響でずっと実施できなかった春のお祭りが夏真っ盛りのこの日開催された。お祭りの名称を夏祭りにしないところに、時期を後ろにずらしながら全お祭りを開催しようという意気を感じる。
今日は映像の片山くんも来ていた、ひーちゃんが片山くんのそばにピッタリくっついている。なんだろう、親密さが増している。
今日は今までで一番参加人数が多い。ダルクのメンバーさんやこないだ来られていた学生さんも引き続き参加されている。

九条側に行く人と八条側に行く人で分かれる。いつもは片山くんが入るグループは映像で記録が残るので、もう一方のグループに入るようにしているのだけど、たまにはいいかと思い同じグループに入る。
ネットワークサロンから河原町へ。道路沿いの植え込みの中にはやっぱりゴミがいっぱいある。いつも出発するときに火バサミを持って行くか迷うけど、
撮影するときに動きにくいのはなあと結局は持たない。でも今回もゴミを見つけた瞬間に誰かに拾ってもらったり素手で拾ったりしていると、やっぱり火バサミがほしくなる。
ネットワークサロンの職員さんが飲み物を持って同行されていて、その方はペットボトルと紙コップで手が塞がっていて、ゴミを見つけると「すみませーん、吸い殻ありまーす」とか誰かに声をかけておられた。その姿を見て心の中で勝手にジレンマを共有する。

今日も清掃活動終わりに集合写真。そういえば初めて室内で撮った。涼しい場所だと誰も倒れる心配がなくていいなと思う。
なんというか今年のゴミコロリは去年より特別感が減っている。去年は初めてのことばかりで、いつ行っても感極まることや気負いがあった。回を重ねたことや展示を視野に入れずに来るようになったことが大きいのだろう、普通に写真を撮っている。肩の力が割と抜けている。一回ずつの活動に楔を打たずに
過ごせるようになった。これはこれでとてもいい感じだ。

ネットワークサロンの庇の下に長机が出ていてマーケットが出店されている。最近ゴミコロリに参加してくださるシスターにのみやさんが豚の皮のスナックをおすすめしてくれる。気になりつつも多分食べきれないからやんわりとシフトして、パイナップルのジュースを買う。甘くて生き返る。にのみやさんと豚の皮の話になり、昔にのみやさんが出会ったフィリピンから移住された家族の住むところや子供のお世話をした話を聞く。どうしたらそんなふうに人と関われるのだろう。にのみやさんの話をもっと教えてもらいたい。

長澤さんも来ていた。暑さが口に来ませんか?呂律が回らなくなってくる、と言ったら共感してくれた。黒ちゃんとかわいいツーショットを撮らせてくれた。

2021年7月29日
成田舞

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