「アンダーグラウンド」で、マスメディアの闇を解き明かす!
先日の北朝鮮のミサイル落下ニュースを見て、カンヌ受賞作品であるエミール・クストリッツァの「アンダーグラウンド」を思い出しました。今、世界や日本で起きてることってまさに「アンダーグラウンド」の世界にソックリだなと感じました。
この作品は、ナチス占領から起こった旧ユーゴスラビア動乱の時代に50年間も地下生活を送った人々の姿を描き、カンヌ受賞しました。
真実を隠す
映画の中で、主人公のマルクは戦中に地下に避難した人々に戦争が終わったという真実を教えず、戦争がまだ続いていると信じ込ませます。人々は孤立された環境で、外部との接触がなく、真実に気づく機会がありません。これにより、人々はマルクの意図に従って働き続けます。
人々を操る
地下の人々は、戦争を支援するために兵器や弾薬の製造に従事しています。彼らは自分たちがしていることが祖国のために重要だと信じて働いていますが、実際にはマルクが地下で作られた物資を密売し、利益を得ています。権力者である彼は、地下の人々を操り、彼らから利益を得るために真実を隠しています。
信頼の悪用
ブラック・マルクとホワイト・マルクの友情も、権力者が人々を利用する方法を示しています。ホワイト・マルクはブラック・マルクを信頼し、彼の言動に従っていますが、ブラック・マルクは友情を利用してホワイト・マルクを操っています。
このような描写を通じて、作品は観客に権力の悪用や真実を隠すことによる危険性を示し、現実世界での類似した状況について考えさせる機会を提供しています。
真実を隠すマスメディア=世論調査の捏造
ここで最近のニュース(空襲警報に相当するもの)を見てみましょう。まさに真実を隠し、人々を操り、人々のメディアへの信用を利用しています。
北朝鮮からのミサイルが飛んできくる、J-アラートが警報を鳴らす、あたかも大事件であるかのような誇張したニュースが流れる・・・。
そうした脅威を理由に防衛費が増額されます。
そういえば捏造の世論調査が暴かれたニュースが発表されました。
これらの事象は、社会学作家の秋嶋亮さんも本として書かれていますね。
「アンダーグラウンド」における地下壕は、現代におけるフェイクメディア
現代で言えば、地下壕は「スマートフォンとテレビによりつくられたフェイクメディア」だと言えます。今や、私達はメディアを通してしか世界の動きを知ることができなくなっており、容易にメディアの嘘にコントロールされてしまいます。
そして、北朝鮮からミサイルが飛んでくると、Jアラートが鳴って、物々しいニュースが流れます、それと同時に、巨額の軍事予算とそのための社会保険料値上げ法案が可決されます。
脅威を煽る→武器が売れる
人々は地下壕で武器を作っているわけではありませんが、税金が兵器購入に流れることで同じ構図が成立しています。いつの時代も大富豪やペテン師たちが考えることは同じなのですね。ちなみにウクライナ戦争以降、アメリカの軍需産業は空前の売上と株価上昇によって莫大な利益を得たことはご存知でしょうか?
そして未来に向けてはメタバースという本格的な「地下壕」やマイナンバーカードやワクチンパスという「デジタル鎖」がつくられようとしています。
まとめ
ChatGPTがうまくまとめてくれました。
自然界に学ぶ
本来、自然界には中央集権的、強制的な秩序システムは存在しておらず、共生によってバランスと秩序が守られています。もう一度、この映画を見てみたいと思いました。いろいろな気付きがありそうです。
(参考)「アンダーグラウンド」あらすじ
映画を見る。
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