小泉今日子について その二
このところ仕事がハードでストレス過多。今日も昼間某寿司チェーン店で1人酒を飲んだりして、少しでもストレス発散できないかとあがいてみた。
ここ1ヶ月程度、Apple Musicで通勤やウォーキング中に繰り返し聴いているのが小泉今日子の曲で、彼女の曲にはいつも元気を貰っているので、なんとなくストレス発散の一環で好きな曲について書いてみたい。
ちなみに全曲はまだ聴いておらず、アルバムで言えば、デビューアルバムの『マイ・ファンタジー』から9作目の『Liar』まで。シングルで言えば「私の16歳」から「100%男女交際」までである。一応時系列にたどっている。
熱心なマニアではなく、全曲解説などは到底できないので、気になった曲を列挙していく感じになるが、今のところマイベストソングの「The Stardust Memory」は前回書いたので割愛。
まずシングル「まっ赤な女の子」から。たぶんこの曲で、小泉今日子のイメージが確立されたと言ってもいいと思う。「まっ赤な女の子」以前は方向性を探っているというか、アルバムを聴いてても以前からの流行りのアイドルを踏襲する曲だったり。2枚目のアルバム『詩色の季節』のB面はストーリー仕立てになってたりして、それはそれでちょっとおもしろかったりもしたが、「まっ赤な女の子」のインパクトは大きかった。
筒美京平サウンドとの相性が抜群ということで、満を持して?制作された(であろう)5枚目の『Betty』は全編通してノリノリでシングル曲はないのに何度でも聴けるいいアルバムだったというのは前回も書いた通り。
その後発売されたベストアルバム『Celebration』も何気にディスコサウンドが際立つ構成でいい感じ。
そして6枚目の『Today's Girl』が発売されるのだが、当時ノリに乗ってる感じがアルバムを通して感じられる一枚。「ヤマトナデシコ七変化」と「The Stardust Memory」がシングルとは別バージョンで収録。今のところ好きなアルバムはやはりこの頃か。
映像の『コイズミエキシビジョン』に収録されていたドキュメンタリー、「ドキュメント〜走りつづけるミスヒーロー今日子〜」を見ると、その次の2枚のアルバム『Flapper』と『今日子の清く楽しく美しく』の時期のツアー映像なんだなとわかる。映像ではこの時期のキョンキョンがいかに人気があったかが描かれる。放つオーラや輝きもハンパない。それに呼応するかのように『今日子の清く楽しく美しく』では彼女の代表曲「なんてったってアイドル」のシングルとは違うバージョンが2曲収録。1曲目は替え歌で、2曲目は応援の声が全編にミックスされていて、当時の熱狂的なライブ感を感じさせるものになっていた。
『Flapper』では「二人」、『今日子の清く楽しく美しく』では「風のファルセット」などのバラードがアップテンポの曲が並ぶ中で一際効いている。
9作目のアルバム『Liar』は比較的地味な印象だが、「美しきグロテスク」での和歌を取り入れるアレンジがクセになる。アレンジャー誰?と思って調べてみると鷺巣詩郎らしい。「なんてったってアイドル」のアレンジもそうなんだと知り、発想が天才的だなと感心した。
つづく・・・(いつになるかはわからないけど)
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