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自然と歴史が交わる場所、長外路城への挑戦

こんにちは!田村市地域おこし協力隊の中山真波です。今回は、福島県田村市船引町にある「長外路城」跡地で進めているプロジェクトについてお話ししたいと思います。この場所では「自然再生」と「生物多様性の保全」をテーマに、地域の生態系を守り、復興を目指した活動を展開しています。来年3月に協力隊を卒業した後も、ここを活動の拠点として、地域の農産物や資源を活用した取り組み、飲食事業等をさらに進めていく予定です。 

竹活用。地元高校生とバンブーバスケット(花壇)制作

城跡からの風景

長外路城ってどんな場所?

長外路城は、およそ150年前に建てられた古民家や農地、豊かな里山の自然が広がる静かな場所です。標高約430メートルのこの場所には、かつての農地や手つかずの森があり、私たちはここを「自然と歴史が息づくフィールド」として再生させるため、地域の方々と共に活動を始めました。森や水辺の整備を通じて、様々な動植物が息づく生態系を復活させることを目指しています。

環境再生とコミュニティの力

私たちが大切にしているのは、地域の方々と一緒にこの場所を守り、次の世代へと受け継ぐことです。里山の自然に触れる機会を提供し、自然体験や農業体験を通じて、参加者が季節ごとの農作業や山の恵みを学べる場としても活用しています。また、希少な植物や昆虫の保護活動も行っており、自然と人が共生できる持続可能な環境づくりを推進しています。現在は、大学生や小学生をはじめ、幅広い年代の方々が参加しており、今後は地域と都市の人々が交流し、共に生物多様性について学ぶ場としての役割も強化していきたいと考えています。

ビオトープに繁殖する絶滅危惧種の植物

長外路城の未来ビジョン

このプロジェクトは、地域の生態系保全と持続可能な生活をテーマにしています。大震災や原発事故を経験した福島において、「自然再生」と「生物多様性の保全」に取り組むこのプロジェクトは、地域の復興と未来をつなぐ大切な一歩です。田村市の魅力を多くの方に感じていただけるよう、今後も自然と共に生きる意識を広め、生態系を豊かに育んでいきたいと考えています。この活動を通じて、訪れる人々が田村市とひとつになり、その素晴らしさを共有できる場所にしていきたいです。

ぜひ一度、長外路城に足を運んでみませんか?

ぜひ一度、長外路城に足を運んでみませんか?長外路城での体験は、自然の美しさとその大切さを感じるきっかけになるでしょう。そして、この場所での「自然再生」に共感し、共に活動を進めてくださる開拓仲間や協力者を募集しています。私たちの活動を応援し、一緒に新たな一歩を踏み出していただける方、大歓迎です。皆さんと共に、田村市の自然と未来を守り育てるプロジェクトをさらに広げていきたいと思っています。


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