国際結婚 欧州”入院体験記-12"
そんなこんなでイライラしていた中、、、
病室のドアが、開きました。 すると、車椅子に乗ったおばあちゃんが、ナースに押されて、入ってきました。
そう、、 ここは 二人部屋、、
私は奥の窓際、 おばあちゃんは トイレに近い側、、 そう廊下側のベットに入院するようです。
もちろん ナースと、イタリア語で話しています。 イタリア語といっても、たぶん方言だと思います。 ほんの少しのイタリア語がわかる私にも、 一言も会話が理解できない言語で話しています。
ナースが、 おばあちゃんをベットに寝かせて出ていった瞬間から、
そのおばあちゃんが、 何やら私に話しかけてきます。
でも、、、 なんていってるかわからない、、、、
すし子「sorry I don't understand」
と いっても、、 ズーーと 話しかけてくる、、、
なので、 聞こえなかったのかと思って、 もう一回
すし子「 no italiann,, sorry」
でも、、ズーーと 大きなジェスチャー付きで、色々説明しようとしてる。
ズー〜と話しかけられて、、、困っていると、 ナースが入ってきて、おばあちゃんの点滴を取り替える際に、 私は イタリア語が話せないと説明してくれたらしい、、
そのあとは、 話しかけられると言うより、、 ジェスチャーと 擬音語の嵐、、、 私に向かってひたすら何か話しかけては、、 私がわからない様子なのを見て、 ケラケラ笑っては、一人で楽しんでいる様子、、、
すし子心の声→「ゆっくり休みたい、、」
そうして、 何もすることがない上におばあちゃんからの会話攻撃を交わすために 仕方ないから、 寝たふりをしてると、、、
神登場!!!
そう!! フランクが、大きなカバンを持って、私の病室に来てくれた!!!
もう、、 登場した時の 彼には 後光がさしていました!!
すし子「おおおおおおおおお!!! フランクーーーーーー!!涙」
もう、、 抱き付かずにはいられなかった、、、
フランクは「どうしたの???」と はてなマークで頭がいっぱいに!!
あのね、、 あのね、、 と 私はフランクにことの事情を、、説明し始めた。。
すると、間髪入れずに、 隣にいたおばあちゃんが、フランクに話しかけ始める、、
フランクも、、 バカ丁寧に、おばあちゃんに応対し始め、、、
私はまたも、黙って、待つはめに、、
フランク曰く、おばあちゃんは 私がどこから来たのか聞きたかったらしい、、
そして、 話しかけても答えないから、 耳が悪いのかと思ったといっていたらしい、、 そのほかにも、 自分がなんで入院したのかを 永遠にフランクに話したらしいが、、 フランクも、あまり興味がなく、ふむふむと聞いてあげたそうで、、 しかも、 息子は遠くに住んでて、大工をやってる、、 孫はもう15歳だと 永遠に 自分の話をしている、、、 そう、、、 ひとり者のお年寄りは、、 話し相手が見つかると、、、永遠に話し始めるのだ、、、
しばらくして、、 「私がいい加減ブチ切れるわよ??」的な顔をしながらフランクを見てると、 おばあさんの会話を打ち切って、、 私の元に戻ってきた。
そして、、 昨日の夜のトイレのこと、、 今朝の尿瓶のこと! 朝食のこと、そして、腕を見せながら皮を剥がれたことをフランクに訴えた!!
すると、 フランクは、 私の腕を見て、これは酷すぎる!! と激怒!!
「cazzo!!!!」と 怒りながら部屋を出ていき、ナースを連れて帰ってきた。私の腕を見せながら、ナースに捲し立てて怒っているフランク。
すると、 ナースは、フランクには謝ってるというか 弁解している。 私にではなくて!!
フランクは、「スイスでは、こんなに何回も、針を刺すことはない!! 毎回毎回血液の検査が必要なら、ちっちゃな器具を腕に残しておいて、そこからとるはずだ!! 僕は、何度も入院経験があるから知っているぞ!! こんなやり方ありえない!! これじゃー すし子は、 ドラッグに溺れた人みたいじゃないか!!しかも痛いじゃないか!!あまりもひどいようなら、君のやり方を、 上司に報告するぞ!!」といったらしい。
そうしたら、 私にではなく、フランクにナースは気を使って、 右腕のまだあんまり穴のないところに、もう一回針を刺して 小さな器具を残して、去っていった
すし子心の声→「って言うか!!!!! あるんじゃんこういうの!!!」
めっちゃ怒りが込み上げてきた。 初めからこうしろよ!!
左の腕は、皮が剥がれて痛いってことをフランクがナースに訴えたら、、、
何にも包まれてない、 裸の氷を二つぶ持ってきて、 これを、剥がれた皮のとこに当てて冷やせと、、 そうすると痛みが引くから、、、
ただの氷、、、 しかも ビニールにも何にも包まれていないので、 腕に乗せると、 感覚ないくらい冷たいし、溶ける!!!! そして ベット濡れる、、、
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