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【こころnote】友達との別れ

同窓会を企画していると
友人たちが連絡をくれた。

久し振りに集まって
懐かしい話でも出来たらと
思っていた矢先。

友達が亡くなったと
連絡があった。
突然の訃報に動揺した。

同窓会にも出席すると
言っていたからと
友人が教えてくれた。

詳しい話は分からないが
彼の妹とも接点があったし
クラスメイトだったし

告別式に向かった。

来られない仲間もいるだろうと。
みんなの代わりに少しでもと
駆けつけた。

会場には同級生から
花が贈られていた。
同窓会の幹事たちが
出してくれたのだろう。

久しく逢っていなかったので
こんな形で
近影を見ることになったが
当時よりもシュッとしていて
カッコいいじゃんか。
見習わなきゃな、と思って。

ショックが強く
今もまだ
胸が締め付けられる
感じのままでいる。

帰り際に妹さんに挨拶した。
来訪を喜んでくれた。
落ち着いているようだったが
「しっかりね。」とだけ伝えた。

友人たちも数名
列席していたようだ。

でも話しかけられなかった。

つらいよね、
寂しいよねと
哀しみを互いに分かち合えれば
良かったのだろうけども。

信じたくないし
受け入れ難いし。
どこかふわふわした感覚で。

現実と思いたくなくて
到着も少し遅れたが
さっと帰ってきてしまった。

詳しいことは
いずれ分かるだろう。
今はその時じゃない。

今は
知りたくない。

早すぎるよと
何度も心の中で語りかけた。

あいつの分まで生きたいと、
おかげで目標が出来た。

もう少しだけ
頑張るよ。

時々でいいから
たまには
見守ってくれたら
嬉しいな。

帰り際には
少し晴れてきやがった。

いつも笑っていた
お前らしい気がする。

また逢おうぜ。

どうか安らかに眠ってほしい。
出逢ってくれてありがとう。

R.I.P.

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