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モネ 連作の情景
大阪中之島美術館で「モネ 連作の情景」を見ました。こちらの展覧会も東京から巡回してきた展覧会ですね。
美術館の2階にはチケットカウンターやショップ、コインロッカーなどがあり、長いエスカレーターをのぼって4階と5階の展示室へ行くようになっています。今日は、この2階が結構な数の人で賑わっており、上着を脱いでロッカーに預けようと思ってコインロッカー室へ行くと人がたくさんでなかなか入れなかったりしました。エスカレーターに乗ってのぼっていく人たちの殆どが5階のモネを目指しており、やはりモネは人気なんだなあと思いました。
1874年に第1回印象派展が開催されてから150年の節目を迎えることを記念した展覧会で、国内外の40館から厳選されたモネの作品60点以上が見られるということです。特に、同じ場所やテーマに注目し、異なる天候、異なる時間、異なる季節を通して一瞬の表情や風の動き、時の移り変わりをカンヴァスに写し取った「連作」を中心に見ていく内容になっていました。
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こちらの展覧会は基本的には撮影が不可ですが、何点か撮影可能な作品があり、そこは撮影したい人たちが大勢待っているような状況でした。
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上の睡蓮はロサンゼルス・カウンティ美術館所蔵のものです。
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睡蓮の池はアーティゾン美術館のもので、これの隣に和泉市久保惣美術館の睡蓮が並んでいて、こちらは撮影不可になっていたのですが前に久保惣さんに行った時に見たものでした。これらは同じ年に描かれていて、ちょっと時間が違うという設定になっていたのかな、久保惣さんのものの方が夕暮れに近い色という感じですね。
私の近くで展示を見ていた若い2人が、作品の描かれた年を見て「100年以上前に描かれたんだって。すごいねー。」と言っていて、これからいろんな展覧会に行って、いろんなことに驚いてほしいなと思いました。展覧会良いですよね、毎回色々な発見があり、新鮮な驚きをもたらしてくれます。
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