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秋の展覧会 何を見よう?(関西)

9月も後半というのに暑い毎日です。こんなに暑いのに、もう公園で蝉は鳴いていないし川辺にトンボが飛んでるし、ユニクロには秋冬のコレクションが並び始めています。季節は秋です。
各地の美術館や博物館では秋の展覧会が次々に始まってきています。皆さん、秋は何を見に行きますか?

とりあえず近いうちに見に行こうと思っているものはこれです。

大阪髙島屋7階グランドホールにて開催されている「高野光正コレクション 発見された日本の風景」です。明治期、開国したばかりの日本を訪れた外国人画家たちが描きとめた当時の日本の風景画のコレクションです。これらの作品は、外国人に買われて海外へ渡っていたものをコレクターの高野光正氏が収集し日本へ里帰りしたものだそうです。大阪は9月25日までなので急いで見に行きたいです。

見に行く予定のものをざっと並べてみますね。

割と日本のものに片寄っていますが、もともと浮世絵から入って少しずつ日本画にも興味の幅を広げていったので、日本の絵画は大好きなんです。西宮市大谷記念美術館の如春斎は前回も見に行っていて、なかなか面白かったので今回も期待しています。
あとは秋と言えば毎年奈良博で開催されるこれですね。

正倉院展は本当に大好きで、特に正倉院文書が好きすぎて今年の春には放送大学の奈良学習センターで「正倉院文書を読む」という面接授業を受けに行ったくらいです。1200年以上前に生きていた人たちの書いた文書で、しかもそれが読める、意味が大体分かる(平安時代以降の仮名文字よりも、この頃の漢字で書かれたものの方が分かる)って面白いと思うんですよね。正倉院という保存に適した環境に守られて、脆弱な素材である紙に書かれたものが残っているということもすごいことですし。今年は良弁の自筆の署名の残る文書が出るということなので楽しみにしています。正倉院について語り始めるとキリがないので、今日はこのへんで。見に行ったらまた雄弁に語りたいと思います。

上記のほか、MOMAKや細見美術館、承天閣美術館なども見に行きたいです。あとは京都非公開文化財特別公開で高山寺さんの金堂が初めて公開されるのも注目です。

芸術の秋(暑いですが)を楽しみたいですね。

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綾小路
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