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Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン
大阪中之島美術館で開催されている「Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン」を見ました。実は吉川静子もブロックマンも全く名前を聞いたことのないアーティストで、見たこともありませんでした。一応どんな方なのか調べて、「ご夫婦だった」「でも二人とももう亡くなっている」「活動の場は主にスイス」くらいの知識だけ得て、見に行きました。
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展示は吉川静子の作品が約130点、ブロックマンが約60点だったようです。
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吉川の上のような作品は「コンクリート・アート」と呼ばれる種類のものだそうです。彼女のアート作品の原点となるもので、ここから少しずつ発展していきます。
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色影のシリーズは、薄い正方形の形の立体の側面に色がついていて、見る角度によって線の見え方が違ってくるもので、面白いなーと思いました。上のno.70を右側から見ると下の写真のように見えます。
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ここから先は立体作品ではなく、平面のアートに変わっていきます。でも、どこかに正方形の影が見え隠れするような感じの十字で構成されるものが多いのです。
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私が気に入ったのは、この「マイ・シルクロード」のシリーズです。上の写真は赤いですが、背景の色が違っていたり、十字の配置が違っていたりするものが何枚もありました。星の光のような、日の光のような、輝く水のような、これがこの人のシルクロードのイメージなのかなあと感じました。
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r670 ローマ Nach(t)spiel 5
前後しますが(シルクロードより前になる)ローマのシリーズも面白かったです。夫であるブロックマンが亡くなってからの作品です。
ブロックマンはグラフィックデザイナーでタイポグラファーでもあり、彼のポスター作品が展示してありました。クラシック音楽のポスターが多いと思ったら、最初の奥さん(事故で亡くなる方)がヴァイオリニストだったそうで、そうした関係で演奏会のポスターを手掛けていたようです。
展示を見終えて、4階へ降りる階段の途中でヤノベケンジさんのジャイアントトラやんの写真を撮り、中の人↓の写真も撮り(これって、操縦している人なんですかね)ランチしてまた美術館へ戻ります。
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4階で開催されている「歌川国芳展」の後期展も見ました。前期展を見た時の記録はこちらです。
展覧会の章立ては変わりませんが、前後期で大半の作品が入れ替えてありますので新たな気持ちで見ることができました。撮影可能な作品は前期と同じだったような感じです。
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絵ハガキより
国芳の武者絵は歌舞伎の見得のようにも見えて、歴史上の人物を描くという意味では浮世絵の武者絵も、歴史を題材にした歌舞伎の役者絵も同じような感じなのかもしれません。役者絵の方は役者の似顔でもあるわけですが…。
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流行猫のシリーズは面白いですよね。上のは着せ替え人形みたいなもので、鬘を切り抜いて遊ぶもののようです。
ショップを覗いてみたら、図録が「入荷待ち」になっていました。浮世絵の展覧会は人気ですね~。
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