コロナ共存生活〜お父ちゃんの日記〜【初日】
初日
妻が職場で新型コロナ陽性になった。2日前から発熱し今日職場で検査を受けて確定した。一昨日から隔離生活が始まっている。
自宅内隔離の為、妻には部屋の一室からなるべく出ないようにしてもらうが洗面所やトイレはどうしても共有スペースとなってしまう。出来るだけ手指消毒を徹底したり、タオルや食器類を分けたりと何かと工夫が必要だ。
そして一番大変なのは子どもの面倒。
身障者1級の子供を持つ我々として、1人で面倒をみるのは1日なら良いがこれが数日続くとなると目眩がする。例えば昨日の夜は鼻が詰まっていたのか、10回位起こされ抱っこをした。もう9.6㎏もあり首も座っていない。それを1人で対応するのだ。また、ひとりでお風呂に入れて、そのまま出て着替えをさせる。段取りが重要な任務となるだろう。もう3歳になるがごはんの飲み込みが悪く誤嚥のリスクもある為、食事にも何かと配慮が必要だ。つまりはそういう事だ。
障害を持つ親は、何かと凄い価値観を受け入れて生きている様に思われがちだが、全ての人類と同じただの生活者に過ぎない。僕は人類愛に満ち溢れている畑正憲とは違うのである。
本日のタスクとタイムラインはこのようになっている。
【朝の部】
・妻の朝食と自分の朝食を作る
・子供の朝食とこれからのストックを作る
・洗濯をする
・職場への指示メールを作成
【昼の部】
・昼頃職場のスタッフとリモートミーティング
・子供の昼食を作り食べさせる
・妻と自分の昼食をつくる
・子供のご飯のストックを作る
・子供とあそぶ
・子供の寝かしつけお昼寝
・洗濯物畳み
【夜の部】
・仕事メールの確認と返信
・子供の夕食を作り食べさせる
・妻と自分の夕食を作る
・子供をお風呂に入れる
・子供の寝る準備
・食器洗いと片付け
ざっとこんな感じだ。これと並行して感染対策として消毒や空気の入れ替えなどをする必要がある。そして、これらをワンオペレーションで遂行しなければいけないのだ。もちろん、子供のうんちやおしっこもだ。
そして、あっというまに1日が過ぎ去った。
気づいたら22時だった…疲れ果てた。しかし、こうして整理して順序立てして家事を行うのは仕事と同じだ。
昼に作ったルーロー飯は秀逸だった。独特のスパイスが決め手で卵を崩して食べるとあっという間になくなってしまった。妻へは消化を考えて白出汁を使った雑炊とネーブルを切ったものを食べてもらった。
夜は豚肉の生姜焼き。これも美味しかった。数日前に買った4割になった豚ロースにして正解だった。妻も回復傾向だったので、このメニューを食べてもらった。別々のメニューにするのは手間がかかるのでありがたい。
こうして1日が終わった。そして夜から子供の咳が増えてきた。嫌な予感が当たらなければ良いが…明日の様子次第では、子供もPCR検査の対象と考えている。
不思議なことに私自身は今のところいたって普通だ。疲労感だけだ。私は濃厚接触者となるので、これから少なくとも1週間以上は自宅待機となる。仕事にもいけない。概ねの指示は出したが、性格上心配だ。
明日はどんな1日になるのか…
最終体温36.4
今日の参考レシピはコウケンテツさん。ルーロー飯美味しかったな。