ユーウツな月曜日にアートをチャージ! 『昨日は日曜美術館』本日公開!!
架空のテレビ番組、『昨日は日曜美術館』が遂に完成した。
この企画を説明するのは少々難しく、難しいので無理して整理せずに言うとこうなる。
「コロナ禍の中で、リアルな場で、いつもの感じで四宮大登の初個展をすることが難しかったので、ニセのテレビ番組を作って、その番組内で展覧会を紹介することにした」
このあたりの詳しい経緯や本企画への様々な思いについては、フリーペーパー『Swinging』最新号(7月20日くらい発行予定)に掲載いたしますので、是非ともどこかで手に入れて読んでください! →★
『昨日は日曜美術館』は①スタジオパート、②ギャラリーパート、③スタジオパートの3部構成となっており、その構成や雰囲気はなんとなく、いや大胆に、あの超有名な某美術番組をマネしている。
四宮大登初個展『THE AMERICAN CLERK/アメリカの事務員』は②ギャラリーパートで紹介され、その前後を挟むスタジオパートには山口惠子さん(BRDG)とあごうさとしさん(THEATRE E9 KYOTO)が、それぞれキャスター役、評論家みたいな人役で出演してくださった。「5月30日だけ」というキツキツのスケジュールだったが、お2人ともこの撮影をすごく楽しんでくれてとても嬉しかった。
山口さんはキャスターにしか見えず、あごうさんは評論家みたいな人にしか見えなかった。
さすがだ。
ギャラリーパートはイコール『ズバリ! フォーカス』というダサいタイトルのコーナー。
ダサいタイトルを幾重にも輪をかけてダサくしたロゴデザインは撮影、編集他いろいろな役割を一手に担いまくってくれた美馬智さんの仕業だ。誰が欠けてもダメ。でもとりわけ彼抜きには絶対に実現し得なかった企画だと思う。
山口さんのポーズもダサい。
転換の仕方もダサい。
あかん。僕的にはこの辺りが既にクライマックスかもしれない。
いやいや、むしろここからが本番なのだ。「今、特に注目されていないアーティストにあえて注目する」という趣旨の『ズバリ! フォーカス』では、四宮個展の展示風景が隈なく映し出され、そして「四宮や四宮作品をよく知るテイのゲスト」が解説を繰り広げる。
が、解説者は1人(1組)ではない。
「鑑賞も批評も解説も自由である」という思い? テーマ? ……とにかくそういうのに基づき、ひとつの見方を強制、固定化しないため、(とりあえず)5組の解説者による5つのバージョンを順次公開する。つまり映像全編のはじめと終わりに位置するスタジオパートは5バージョンともいっしょ! 『ズバリ! フォーカス』の音声解説のみ異なるという仕組みなんである。
なお、各解説者はリアル四宮個展を鑑賞しておらず、本映像が基本的に初見。
正解も不正解もない、一発録り解説にチャレンジしてもらっている。
前置きはこれくらいにして。
『昨日は日曜美術館』、まずは吉村智樹さん解説バージョンをご覧ください!!
『昨日は日曜美術館』
出演:山口惠子(BRDG)/あごうさとし(THEATRE E9 KYOTO)
声の出演:いろいろな方々
構成・演出:木ノ戸昌幸(NPO法人スウィング)
撮影・編集:美馬智
スチール撮影:成田舞(Neki.)
制作助手:河原絢香・亀井友美(NPO法人スウィング)
広報:NPO法人スウィング/恵文社一乗寺店/Neki./THEATRE E9 KYOTO/山口惠子(BRDG)
企画協力:Neki./美馬智/恵文社一乗寺店
協力:椎葉正子/みず色クラブ/さりげなく/山北和美(NPO法人スウィング)
企画・制作:NPO法人スウィング