<お詫びと再検証>東京ドーム1,000個分プリンは人類の幸せに成り得るか?
<お詫び>
私は2024年2月26日ポスト【東京ドーム1,000個分プリンは人類の幸せに成り得るか?】において、「東京ドーム1,000個分のプリンで人類は幸せになれない、むしろ地獄」と結論づけました。
しかしながらQ氏に再度慎重な聴き取りをおこなったところ、<東京ドーム1個と同じ大きさのプリンが1,000個>ではなく、<東京ドーム1,000個分の容積をもった1個のプリン>が、氏の持つイメージであったことが判明しました。
そもそもの前提を大きく捉え間違えた状況で、<全人類の幸福>という大きな問いについて安易に判断することはできません。
先日、Q氏から「朝から鼻血が止まらない」と急な欠勤の連絡が入り、心配して電話をかけ直すと<すぐに鼻血は止まって普通に遊びに行っていた>のはこのことが原因かもしれません。
Q氏及び読者の皆様、また東京ドーム及びプリン関係者の皆様に深くお詫び申し上げるとともに、あらためて<東京ドーム1,000個分の容積をもった1個のプリン>が全人類に幸福をもたらすのか否か、再検証することといたします。
誠に申し訳ございませんでした。
2024年 3月 18日
株式会社NPO
代表取締役 木ノ戸昌幸
マジか……。
頭がこんがらがるが、ともかく再検証。
前回と同じくプリンは「Bigプッチンプリン」とし、東京ドーム1,000個分の容積をもった1個の超特大プリンの大きさをまずは算出する。
計算の流れは以下の通り。
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<計算の流れ>
①木ノ戸と沼田君がめっちゃ頑張る
②西君とインターネットがめっちゃ頑張る
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結果、その大きさは<直径:約1,526m/高さ:約678m>。
京都の中心「京都御苑」の大きさは<東西:約700メートル/南北:約1,300メートル>らしいのでまるまる潰れてしまう。
また、現在世界で最も高いビルはドバイにある「ブルジュ・ハリファ」で828m。
2番目が632mの「上海中心」(中国)。ということはプリンはビルじゃないけど世界2位を上回ることになる。
さて、ともかくこの超特大プリン(直径:1,526m/高さ:678m)は果たして全人類(80億4,500万人)を幸せにすることができるのか?
まずはどんだけデカくとも、全人類が<たったひとつのプリン>に一斉に群がることができるのか冷静に考えるべきだろう。
無理。
ともかく有史以来最低最悪のグッチャグチャになり、生き延びられたら奇跡くらいのレベルになると思う。
もし群がれたとしても、地球のある一点に80億4,500万人が集まってしまったら地球そのものが壊れてしまうかもしれない。
でもきっと策はある。
<全人類の幸福>を簡単に諦めてはいけない。
人々が傷つけ合わず、地球を傷つけず、等しく分け合うためにはどうすればいいのか?
整然と、お行儀よく並ぶしかない。
きっとできる。
だってインスタ映えかなんか知らんけど、そういうアホみたいな景色、普通にめっちゃ見るやん?
超特大プリンの円周は約4,792m(=直径:1,526m×円周率3.14)だから、単純に考えれば1m幅の列を4,792列、放射線状に作れることになる。
1列に並ぶことのできる人数は約167万8,840人(=80億4,500万人÷4,792列)。
列の長さはひとり当たりのスペースが50㎝と考えると83,942,000㎝(=167万8,840人×50cm)、約839.4㎞。
京都御苑から北海道函館市までがおよそ865㎞だから、大体そんな感じの距離感でいいんじゃないだろうか。
なるほど。さすがは演歌界の大御所・北島三郎。
はるばるきたぜ 函館へ~♪ はこのことを予見した歌だったのか。
プリンを「女」に置き換えるあたり実に昭和っぽい。
さて、分け合い方は先頭から後ろへと順繰りに食べやすい「Bigプッチンプリン」サイズのプリンを手渡してゆくのが妥当だろう。
後ろが好きな人なら、さりげなく話しかける絶好のチャンスだ!
ワンアクションにつき1秒と考えても列の最後の人(167万8,840人目)に届くまでの所要時間は1,678,840秒、約27,981分、約466時間、約19.4日。超特大プリンのひとり当たりの分け前は、前回の検証によりはじき出された606個だから(→★)、単純にこの作業を606回繰り返したとしても約11,756日(=19.4日×606回)、約32年。
もうこれ以上計算する気力はないが、実際の工程はもちろんもっともっと複雑だ。
たとえば労働基準法上、<労働時間が 6時間を超え8時間以下の場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を与えなければならない>と決まっていたりするしね。
どうあれ、まずプリンが腐る。
腐ったプリンを食べ続けることにより、大量の人が酷い下痢、食中毒、腹痛、虫歯などの諸症状に苦しむことになる。
だから幸せにはなれない。ていうかたぶん死ぬ。
また手渡しを過度に繰り返すことによって懸念されるのが酷い手首の腱鞘炎だ。
想像に過ぎないが最終的には手首がもげると思う。
だから幸せにはなれない。ていうかやはり死ぬ。
そのほか貧血、熱中症、凍傷、糖尿病、メタボリックシンドローム、臓器不全、コミュニケーション不全、メンタルの崩壊、暴動、宗教間の争いなどの要因により、人類は死滅への道をまっしぐらに突き進むことになるだろう。
結論、地獄。
Q氏、失敗。
でも失敗してもだいじょうぶ。
またイチから(人類)やり直そうぜ!
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