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弱さを恐れない人たちの
心を痛めてスウィングを休んでいる。
この休みは足のケガ以上に長くなる。
なんとも多難な2022年だ。
Q氏からひさしぶりの電話。
開口一番、「ひさしぶり。だいじょうぶ?」。
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たいと君からはLINEメッセージ。
「だいじょうぶ? 元気になったらドライブ行こうね」。
口下手なXLでさえ、照れ臭そうに笑いながら「だいじょうぶ?」。
もっとも僕から電話したんだけど。
こういう仕事をしていると「利用者に心配をかけてはいけない」なんて、まともぶったことを言う人も少なくない。
僕はなぜだろう? とつねづね不思議に思う。
彼らが<障害者>と名づけられているから? だからどうした?
人をバカにするなと思う。
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しんどいときに「だいじょうぶ?」と声をかけ合うことこそが公平性だ。
人間同士の付き合いだ。
弱さを恐れない人たちの優しい言葉が、涙の出口をこじ開ける。