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【蔵書じゃないけど紹介:漫画】鉄コン筋クリート(全3巻)

スウィングとスウィング公共図書館は別モノではなくって一緒、スウィングを図書館化(公共化)したのがスウィング公共図書館なんだっていうのがなかなか伝わらず、困ってしまったり諦めてしまうことが少なくない。

僕としては今年1月の運営法人の変更を機に、福祉施設(生活介護事業所)としての名称も「スウィング公共図書館」に変えたいという気持ちもあったのだが、内部的に反対の声もあったし、関係者や関係各所への連絡や説明の手間を考えるとそうはできなかった。

スウィングはスウィング公共図書館であり、スウィング公共図書館はスウィング。

僕たちは福祉施設の「図書館化」なんて簡単に言ってしまうが、客観的に見れば同じ場所、同じ建物に2つの名称がついているのだから確かにややこしい。

ちなみにコンセプトは面白いかもしれないが、僕なら知人友人でもいない限り、こんな図書館、すごく緊張しそうだから行かないんじゃないかなあと思う。うひ。

ともかく福祉施設の敷居を下げ、その公共性を拡大し、誰でもスウィングという場を利用しやすくするための図書館化である。その割には「図書館としての自覚が足りないんじゃないか?」ということで、副館長・西君と先日話し合って決めたことのひとつが「もっと図書館らしく振る舞おう」。

図書館らしさというのも実はよく分からないのだが、とりあえずすぐできることとして、現在2,800冊ほどある蔵書の紹介をFacebookページなどを使って継続的にやってみることにした。西君の「ここにない本を紹介するのもアリですか?」というアイデアは面白かったが、「ある」と勘違いされる方もいるだろうし、さすがにアカンのちゃうかなと思ってやらないことにした……のを今からやろうと思う。

だって1週間前から妻がひどい風邪を引いてしまってスウィングの一泊旅行にも行けなかったし、シナリオ通りに生後5ヶ月のリオにもうつっててんやわんやの屋内生活……。この文章も息抜きのために2人が寝ている隙をついて書いてるんだもの。

というわけで突然、スウィング公共図書館の蔵書ではない、昨晩読み終えた本の紹介です!


鉄コン筋クリート(全3巻)/松本大洋

映画も好きだが漫画も好きだ。映画との出会いは5、6歳の頃にはじめて劇場で観た『E.T.』。漫画との出会いは確か小学1年生の夏休みに、祖母の家があり毎夏訪れていた京都・大山崎の小さな書店で買った『大長編ドラえもん vol.1:のび太の恐竜』(藤子・F・不二雄)。
幸運な2つの出会いは苦しい10代の頃も僕を支え続けてくれ、自室で友達相手の古本屋をするくらいの漫画好きになったけれど、自分が好きではない漫画も掲載されている週刊誌や月刊誌にはあまり興味が持てなかった。だからビニル包装されて中身が見えない単行本を買うこととなり(だんだんビニル包装になっていったように思う)、僕は「失敗ができない」という緊張感を力に、自分好みの漫画を選ぶ目を肥やしていったのだと思う。最初はザっと、だんだん細かく、何度も何度も棚をくまなく見渡し「これ!」という背表紙を見つける。が、棚から抜き出して表表紙を見て「違う」となることも多々ある。
そんな修練の最大の成果が『鉄コン筋クリート』との出会いだ。同じく漫画好きのクラスメイト小林とめっちゃ語り合った気がするから高校2年生の頃だと思う。聞いたことのないタイトル、見たことのない絵。ドキドキしながら迷わず買ってページをめくったら内容がまた凄かった。何この世界!? 何このストーリー!? これ漫画!? もし火事になっても絶対持って出る! 僕にとっては『AKIRA』よりも衝撃だった。虜になって松本大洋狂いとなり、未だに虜である。


以上、ほとんど内容には全く触れられませんでした。

スウィング公共図書館に『鉄コン筋クリート』はありませんが(断固自己所有)、『Sunny』『ピンポン』『竹光侍』など松本大洋作品はいろいろ置いてあります。40年以上前にはじめて買った漫画『大長編ドラえもん vol.1:のび太の恐竜』も、その後に続くシリーズ9巻まで収蔵しています(10巻以降はそれまでの焼き直しと判断)。

貸し出しは通常10冊まで、<SWING SKY CLUB>にご入会いただきますと100冊までとサービスが露骨に過剰になります。

よく分からない文章になってしまいましたが、ぜひぜひスウィング公共図書館をお気軽にご利用ください。本なんか読まなくっても、仕事や勉強をしてもいいし(Wi-Fiあります)、昼寝したってかまいません。

あ、珈琲とか何かドリンクがあったらいいなあ……とここにメモ。
何度も、誰かしらからアイデアとしてあがっていることをまた思い出しただけなので悪しからず。さっさと実現させなあかんなあ。

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