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はじめての陳情

【はじめての陳情】

★よい陳情書の例と
★陳情は市民による問題提起 
を追記しました。12/3

わたしの住む大阪市では、
先日、住民投票が行われましたが、
その結果を無視した政治が行われようとしています。
一市民にできることを模索しているなかで、
議会に陳情するという制度があることを知り、やってみることにしました。

■大阪市会への書面による陳情

おおまかに言うとこんな感じです。

●11/24 までに、市役所への直接の提出もしくは郵送

●大阪市内の所在地

●署名か捺印

●日付

●抽象的でなく明確な希望を書くこと

●誹謗中傷は書かないこと。

●議長が付託し、委員会で審査を通過したものが、議会で審議される。

と、いうことのようです。

■大阪市会のホームページ


陳情について詳しくはこちらから↓

https://www.city.osaka.lg.jp/shikai/page/0000002285.html?fbclid=IwAR3DQgjKv5fCtZwk7wEzAy9idNQrGQVDaf6Cv-jlRmnA_ssHK6M6--BoAUY

★よい陳情書の例です。
https://shikairen.com/0512petition/

・裏付けがある
・要望がシンプル
・誹謗中傷がない
・専門家による専門の内容

・問題点(要望点)とその解決のための条件も明示されている

・党派に関わらず、賛同したくなる内容

【文例】

大阪市会議長様

「広域行政の一元化」の条例案に関する陳情書

〔陳情趣旨〕
先般、2020年11月5日の会見において、松井一郎市長により、二重行政の解消を民意だとして、「広域行政の一元化」の条例案を2021年2月の議会に提案することが表明されました。

しかし、2020年11月1日に行われた大阪市廃止・特別区設置住民投票で示された民意は「政令指定都市大阪市の存続」であり、一市民として納得がいきません。

松井市長が「究極の民主主義」として、コロナ禍の下、強行された住民投票で示された民意を前提として、今後の市政の運営をすることを市長、大阪市会に求めます。
また、「広域行政の一元化」の条例案については、提案の取り下げを要望します。

〔陳情項目〕
1.今回、条例案として挙がっている「広域行政一元化」を詳しく見ると、政令指定都市に与えられた都道府県の権限をすべて奪い去るものであり、大阪市を一般市並みに格下げするもので、「政令指定都市大阪市の存続」の民意に反することは明らかであります。

2.地方自治法においても、地方分権改革が目指すのは都道府県から市町村への権限移譲であって、市から府への権限移譲は地方分権改革に反するものであり、条例による「広域行政一元化」を行うことはできないと考えるべきであります。

3.「広域行政一元化」において、市の事務の一部を府に委ねる方法としては「事務委託」という手法が考えられますが、これは事務の共同処理方式の一つとして規定されています。現在大阪府内で行われているのは市町村間の事務委託であり、市町村から府への事務委託はありません。

今回の「広域行政一元化」のように2000億円にものぼる事務を委託することはそもそも想定していない制度であり、制度解釈においても無理があります。

4.法律によって市町村のみが処理できるとされている事務を都道府県に委託できるかどうかについても、都道府県には住民基本台帳の作成に関する事務や戸籍に関する事務を処理する体制はないこと、また、管理執行の職員をあらたに置かない限りできないため、事務委託はふさわしくありません。この観点からは消防や水道の事務は事務委託制度を使って府に委託することはできないと考えるべきであります。

5.「広域行政一元化」は政令指定都市を一般市並みの市に格下げするものであり、政令指定都市制度を定めた地方自治法や政令指定都市の廃止について住民投票による賛成多数を要件とした特別区設置法の趣旨をないがしろにするものであり、そのような事務委託は違法と言わざるを得ないのであります。
よって、住民投票で示された民意を前提として、今後の市政、府政の運営を行うことを市長、市会に求め、「広域行政の一元化」の条例案については、提案の取り下げを切に要望いたします。

2020年11月 ●日

陳情代表者
住所 

代表者名 
                 印

※元副知事の小西さんが書かれていた文章を参考にさせていただき、自分で納得した部分を書面におこしました。

■ほかにできること

陳情は書面での提出になるのですが、オンラインでできることとしては、広報への投稿などあるようです。

https://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/page/0000006578.html

■はじめてでもできる陳情

わたしも、政治のことに関わるのは全くのはじめてて、「政治には中道です(^ ^)」とか言ってたかったのですが、気づけば、民主主義的な仕組みそのものが解体されるのではないかということになっていました。

それでようやく踏み出した一歩です。

平和に暮らせているとなかなか興味が湧きにくいかもしれませんが、暮らすこと、おしゃべりすること、物づくりすることは、自治につながっていることです。

自分たちのまわりの生活や地域をよくすることが、町の政治につながっているということです。

★市民が各々いろんなテーマで、自分の関心や専門ごとに陳情を通じて問題提起して、町づくりに関わることは大切な行動です。

そうすることで、よい町になるという制度になっています。

■今日からできること

わたしが考える、すぐできることはこんなことです。

・Twitterを見ること

議員もTwitterをしている人が多いです。

・ハッシュタグや検索などで、自分の共感できる人を探してみる

・議会をオンラインで傍聴する。

・それに対してTwitterで意見をコメントする。

・それをリアルにもつなげていく。

今回の陳情もこんな流れで行動したことです。

遅かったということのないように、みんなが注目していれば、おのずと流れは変わっていくと思います。選挙だけでなく、自分のできる形でぜひ政治に参加してみてください♪

100円からサポートできます!楽しい記事を書いていきたいです(^ ^)