出発地点に戻るということ。「ローラーコースターみたいだ」
人生、選択と決断だ。
人生の色々なステージで、選択していかなければならない。
時に、他人や経済、世界情勢に悩まされることもある。
世の中には、色々な「あるべき論」が蔓延っている。
だけど、決断するのは自分自身だ。
あるべき論に従って、自分自身にとってベストかどうかの保証はない。
周りに左右されながらも、忙しなく選択肢を求められた結果、結局自分自信の居心地の良いところに留まる。
それもまた一つの選択であり、決断だ。
そんな映画を観た。
めずらしく、英語のスクリプトを横に置きながら観た。
最後に、主人公の老夫は言う。
Those few days were like one big rollercoaster ride.
And, like most rides, we ended up where we began.
- この数日間はローラーコースターにのっているみたいだった。
- コースターは数回回って、結局元の場所に戻った。
この表現で素敵なところは、出発地点に戻るという表現を、ローラーコースターで補ったところだ。
普通、ローラーコースターといえば、速さの形容で使われることが多い。この場合はそれだけでなく、元の場所に戻るという形容も含めた表現だというところがキモだ。
色々な場所を巡って、そして自分の居場所を見つける。
最高じゃん。
目指したい姿じゃないの。
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