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双極性障害の会【たどうのうズオンライン会レポ】

先日、たどうのうズのオンライン会でゆうちゃん主催『双極性障害について語る会』を実施しました。

私自身、知らないことが多いテーマでしたが、ゆうちゃんのリアルなお話を聞くことで、前よりも、その輪郭がハッキリしたような気がします。

今回の会で私の視点から気付いた点をnoteに起こしておきます!

双極性障害とは

双極性障害は、「躁状態」と「うつ状態」を繰り返す病気です。
躁状態とうつ状態は両極端な状態で、その極端な状態をいったりきたりするのが双極性障害と言われます。
割合は1,000人に4~7人弱と、うつ病よりも少ないです。

詳しくはこちらをご覧ください。

気づき①ストレスはきっかけにはなるが根本的な原因ではない

例えば深田恭子さんで話題の「適応障害」は、ストレス源がはっきりしていて、それから離れることで回復していくものです。

一方で、双極性障害はストレス源だけが原因では無いとのことです。
その人の生まれ持った思考タイプや、環境、出来事のタイミングが複雑に絡み合って、だんだんと、そのアンバランスな思考が「常態化」していくと、診断に至るほど「本来の自分じゃない状態」になるものだと学びました。

気づき②双極性障害は思考の癖

そんな双極性障害のことを、ゆうちゃんは「思考の癖」と表現していて、すごくしっくりきました。
鬱状態でネガティブなところばっかりに目がいってしまう時もあれば、躁状態で自分に都合の良いところだけを見ようとする時もある。
この「思考のバランス感覚を失っている状態」それが「クセになっている状態」というのが、双極性障害なんだと腑に落ちました。

気づき③「完全に治った」は存在し得ない。

話を聞いたあと双極性障害が治った状態ってどんな状態なのか?と考えたときに、「ある一定を超えたから完全に治った」という考え方は危険だということを思いました。

「自分はいつでも極端な思考になるかもしれないというバランス感覚を持ち続けること」がものすごく大事で、そう思っている状態はきっと良い状態なんだと思います。

治った、治ってないの二項対立で考えるのではなく、「極端な思考の自分にならないように気をつけ続けていく習慣」が、双極性障害の症状を抑えるために大事だと感じました。

このバランスの取れた「思考習慣」を、毎日、何十年もずっと持ち続けていく。
そうすると、いずれその思考の癖が自分の中で基本になって、バランスを崩す可能性も減っていくのかなと思います。

さいごに

双極性障害という、目には見えないものを、しかもそれが自分自身の内面に存在する概念であるものを、客観的・理論的に詰めていく作業はものすごくエネルギーのいることだと思います。
誰にでもできることじゃないと思います。それをゆうちゃんは、ここまで人にわかりやすく話せるのは、とことん自分自身と向き合ってこられたからの他にありません。
だからこそ、ゆうちゃんには、今の幸せがあるし、彼の言葉には人を励ます力があるのだと感じました。

前のことを思い出したり、ゆうちゃんにも負担になってしまうこともあったと思います。とにかく一生懸命発表して下さって、本当に感謝です!

👇ゆうちゃんの自己紹介note

改めて「双極性障害」という概念を、社会がもっとよく理解することが必要だと思いました。
今回少しでも触れることができ、とっても勉強になりました。

たどうのうズメンバーの皆さまは、動画もアップしますので、そちらを是非ご覧ください😊

ではでは!

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