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趣味のカメラ選び
仕事ではフルサイズで最大限の画質、効率、操作性に重きを置いてNikonのZシリーズを使用しています。レンズも純正品を使って撮影に挑みます。ネックは唯一「重さ」ですが、仕事で撮影をする際の機材の重さについては一切考えず、性能、画質、操作性だけを追求して揃えますが、趣味の場合は全く逆の発想です。ちなみに業務で使用するカメラは以下でまとめています。
それでは本題に。
画質重視より軽さ重視
趣味、と言っても現在はカメラが趣味という訳ではなく、趣味の登山やクライミングの際に撮影をするために持って行くのが現在「私用」の「カメラ」の立ち位置ですのいで、カメラや写真を撮ることを主体としているわけではありません。登山にクライミングはとにかく荷物が多いので、カメラも画質、効率、操作性よりなにより重要なのは仕事では無視をしている「軽さ」に変わります。
NikonはFマウント時代、世界最小口径サイズのFマウントでしたので、ボディの「世界最小」の先駆けでした。デジタルカメラになってその初期のころの最軽量ボディがD40です。ボディ内のAFモーターを排除して、レンズ内モーター(AF-S)専用のカメラボディとして発売され、その小ささに驚愕した人も多かったのではないかと思います。
値段もお求めやすく、仕事では使うことはないですが私用で使うために購入しました。
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SONYのミラーレスの登場
長らくD40は普段使いで愛用していましたが、2012年ごろにSONYがいよいよミラーレスのNEXシリーズを発売し、速攻でNEX-7を買いました。今は無き3ダイヤルでシャッター・ISO・絞りが変えることができ、わざわざボタンを押しながらとか、メニューから呼び出してとかステップを踏むこと無く基本の操作が出来たのが非常に便利なカメラでした、NEX7とその後に発売された位相差検出AFのNEX6もまだ持っています。
D40も含めてこの頃はISOが200からとか、最高感度は1600だったり、今では信じられないスペックでしたが、それでも今でも充分使えるカメラです。
サイズ比較
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フルサイズとミラーレスとD40のサイズ感
ソニーのミラーレスは今でこそ操作性が良いように設計されていると思いますが当時は小型化軽量化に突っ走っていて、一眼レフに比べると操作性は良くなかったもののその重さは山に持っていくのに負担にならず重宝しました。上の写真は6500が30mmのF1.4、D40も30mmのF1.4、Z7ⅱは35mmのF1.8、Z8は50mmのF1.2が付いています。だいたい同じ焦点距離ですが、センサーサイズと明るさの違いでサイズ感も大きく変わります。当然大きなものは重くなる。
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この角度で見るとサイズ感の違いは鮮明です。レンズ込みでαは500g前後くらい。Z8は2kgくらいあんじゃないでしょうか。バカでかい。
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総括
仕事で撮影する写真や動画は、4Kで公開されたり、チラシ広告、看板になったり、大きなサイズで出力されることが多いので、解像度が高く中央から4隅までしっかりくっきり写ってノイズも少ない写真が求められます。ピクセルシフトができるカメラなら気になりませんがもちろん画素数も重要です。
山にまつわる撮影でも、星空や風景を撮影して公開したり展覧会やコンテストに出すような写真を撮るということが目的なら、どちらかと言えば仕事で撮影する事に近い感覚で機材選びが必要になるかと思いますが、山道具とのバランスになるかもしれません。
純粋に山登りやクライミングが好きだけど、写真も撮りたい、だけどバカでかいカメラは邪魔になる、そんな時にレンズ交換ができて、自由な設定で写真が撮れるカメラを選ぶ時には、ソニーのAPSサイズαは自分の中では最適解となります。
まとめ
このような事で、どのカメラが良い悪いのような議論が世の中ではもう何十年も、古くはフィルムかデジタルかなどの話しまで延々と繰り返されていますが、各個人の使い方、写真の見せ方で良いカメラは全く異なります。
ちなみに低山日帰り登山はカッパにヘッドライト、行動食に水を入れて5kgも無いくらい。日帰り外岩バリエーションになると個人装備やロープにガチャ類が一気に増えて11kgほどが最低重量になるので、特にクライミング装備の場合にひあカメラの重さが結構重要なのはなんとなく想像が付くと幸いです。
Youtubeで解説動画
今から5年前のコロナ直前にアップした登山に持って行くカメラの話し。ツッコミどころは多く情報も古いですが中古カメラ狙いで登山に持って行くカメラ選びの参考になれば。