Nikonの50mmF1.4が安い
今年に入ってNikonから35mmのF1.4が格安で発売されました。その流れから今度は50mmのF1.4がさらに格安で発表されました。
実売で現状74,000円ほど。
Nikon純正の50mmは現在
NIKKOR Z 50mm f/1.8 S(実売8万円強)
NIKKOR Z 50mm f/1.2 S(実売26万円強)
がありますが、両者ともにS-lineの画質重視モデルで、今回発売されたF1.4はSラインでは無いということです。
しかし、他社と比べても純正でF1.4のレンズで74,000円というのは驚異的な安さです。そしてF1.2と比べても非常に軽い、最高。
画質の差は当然あるかとは思いますが、実際のところは数枚の撮影や三脚で撮影、カメラ一台でじっくり撮影をする仕事なら重たいけど画質は絶対的に良いF1.2を持ち出して撮影をしたいですが、婚礼前撮りや家族写真、結婚式の当日撮影でF1.2+カメラ複数台を首からぶら下げて毎週撮影していると、春秋のシーズンには首は凝り、手首が腱鞘炎になってしまうのがつらかったので、購入してみて、操作性、携帯性、AF精度や画質など、改めてレビューしてみようと思います。
撒き餌レンズと言われる40mmのF2の解像感は商業撮影的にはシャープに欠け、趣味撮影だといわゆる雰囲気のある写真が撮れるので、画質は好みの別れるところ。レンズの雰囲気と商業写真との兼ね合いは以下の記事で。
それにしてもNikon。
F1.4をお手軽価格で発売していく、という面白い戦略を取ってきました。50mmのF1.4の値段は他のメーカーには無い価格設定なので、初めてカメラを買いたい人におすすめできるカメラのメーカーに返り咲いた感があります。過去にD40、D700が発売された頃のワクワク感。
Nikonの単焦点レンズシリーズの棲み分けは
S-Lineの1.8はボカシは不要だけど商業的な撮影用途
(軽い・安い・画質良・暗い)
S無しのF1.4は個人が楽しく撮影できて明るく撮れる趣味用途
(軽い・安い・画質可・明るい)
S-Lineの1.2は商業用途でも個人の趣味でも両方撮れる至高レンズ
(重い・高い・画質最良・超明るい)
こんな感じでしょうか。これだとおそらく多分85mmのF1.4も出るのかも。85mmもすっごく重い。
全部純正レンズですが、自社で純正品とサードパーティー製品を出す、みたいな方向になってきて、それこそ撮影用とに合わせてレンズをさらに揃えたくなる私は機材マニアなのかもしれません。
違うんです、ロケ撮すると腱鞘炎がすごいんです。
言い訳。