スコップ一杯のでたらめ 5
5
一生に5度くらいのお願いがあります
10月2日日曜日午後22時30分 〜
Googleで
スコップ一杯のでたらめ
と検索かけて頂きたいのです
それにより何が起きるのか?
今はあまり言えませんが、
あなたも作品の一部となるとだけ伝えましょう
くすりとわらえるか? 薬となるか?
「ちょっと硬くないかなぁ?」
翔がちくわを指に指しながら食べて遠くを見ている。まるで上の空だった
「翔!聞いてる?」
「え!あぁ 大丈夫、大丈夫
本番は トイレにいかなくてもいいように大人の紙おむつするから、」
翔はやたらとトイレが近いようで緊張なのか体質なのか 練習中も街を歩いていてもトイレに駆け込むのだ、だけど今はその話しではない!
「瞬間的検索ワードを集中させて 話題になる まずは フェスタのページに入ってもらうんだよ、」
「え〜でも俺たちのページってスライドしても出てこねぇじゃん、 フリンジ企画の赤いボタン押して ずーと下のほうだし、」
「翔! 昭和の熱さはどこへいったの?」
「ハル〜 駅前の喫茶店に並んでたカップルいたじゃん、」
はいはい出ました、翔のぶっ飛び思考パターンね
こういうときはウンウンと聞いてやらないと
先へ進まないのだ
「声かけて、とりあえず一笑してもらったね」
「くすりっと笑ってもらえたけど、アレ同情笑いなのかな?」
翔は時折鋭いことを言うのだ裏町のねぇ様のタバコを吸う仕草を見て女の人は火をつけてからタバコくわえるよね、男はくわえてから火をつけるけど、などしっかりと研究している
「検索ワードもお願いしますって同情誘う投げかけでいいのかなって思ってさ〜」
確かに! ナオ先輩も言ってた
闇を売り物にするべからずって
キャバクラのキャストさんの売り方で
具合悪いとか、ノルマがきついとか言って
お客様呼ぶのはNG
ホステスさんの言語であるホスピタリティに反するし バーなどのマダムは頭をマッサージしてくれるなど 娯楽 楽しみを与える側なんだから悲壮感や同情は使ってはいけないよね
「 じゃどうする? 」
翔が決め顔で語りだした
「一生に5度くらいのお願いがあります〜
10月2日日曜日22時30分〜グーグル検索で
FESTEA松本 スコップ一杯のでたらめ と
検索かけて欲しいです 」
あー相棒よ、お前面白いよ うん、ほんとに
公演まであと5日